|
ここから本文エリア 現在位置:高校野球>コラム>井上明 高校野球歳時記> 記事 夢抱いて“甲子園巡礼”2008年03月26日 今春も“甲子園巡礼”が続く。春休みを利用して遠征試合で関西入りした指導者や選手が、連日スタンドから熱い視線を送っている。この日は銚子商(千葉)、鷹巣(たかのす)農林(秋田)……。すでに数十校を見かけた。 常葉菊川(静岡)や智弁和歌山の試合を間近で見た選手は「打球が速い。レベルが違う」と驚きながら、「ここでプレーしたい」と夢を描く。遠征費は冬休みのアルバイトでためる。郵便局やスーパーなどの配達、運搬をする学校が多い。 少子化のため数年後に近隣校と統合される鷹巣農林の成田部長は「現校名のうちに出たい」。見学の効能については「甲子園の素晴らしさはもちろん、同じ高校生がやっている試合から、野球の楽しさや難しさを感じてほしい」と期待する。 昨夏の開幕戦を観戦した成章が36年ぶりに選抜出場を果たし、夢を実現した。甲子園の雰囲気を味わった選手たちは思いを新たに、夏の大会を目指す。 井上明(いのうえ・あきら)1951年、松山市生まれ。朝日新聞大阪本社スポーツグループ記者。松山商(愛媛)のエースとして、69年夏の第51回全国選手権大会決勝で三沢(青森)の太田幸司投手と延長18回をともに無失点で投げ合った。翌日の再試合で優勝。明治大でも投手、主将として活躍した。75年に朝日新聞入社。主として高校野球をはじめとしたスポーツ取材に携わる。 |