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タイトル

勝敗分ける「意欲」

2008年04月04日

 今冬は、例年以上の積雪に見舞われた地域もあった。その影響か「打撃練習不足」を嘆く指導者もいたが、好投手を擁するチームが上位に進出し、「春は投手力」を改めて実証する大会となった。

 2人のエースが反省を残して去った。千葉経大付の斎藤は、前夜、聖望打線を頭に描きシミュレーションし、抑え込んだ。しかし、いざマウンドに立つと、不安のある1回に制球を乱した。相手より、自分との戦いに敗れた。

 東洋大姫路の佐藤は8回、やや投げ急いで沖縄尚学に逆転負けを喫した。6番嶺井へのカーブを悔やむ。「ワンバウンドするぐらいにしないと。失投です」

 大一番になればなるほど、投手にとって立ち上がりが難しく、集中力の持続と冷静な投球が要求される。そして、勝敗を分けるのは、どちらに「勝つ意欲」がより強くあるかだろう。

 春の覇者まであと一つ。(井上明)


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井上明(いのうえ・あきら)

 1951年、松山市生まれ。朝日新聞大阪本社スポーツグループ記者。松山商(愛媛)のエースとして、69年夏の第51回全国選手権大会決勝で三沢(青森)の太田幸司投手と延長18回をともに無失点で投げ合った。翌日の再試合で優勝。明治大でも投手、主将として活躍した。75年に朝日新聞入社。主として高校野球をはじめとしたスポーツ取材に携わる。


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