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タイトル

沖縄尚学ここぞ必中

2008年04月03日

 沖縄尚学2番打者はバントの名手だ。新チームになって、一度も失敗がない。準々決勝の天理戦、この日も鮮やかなスクイズをあっさり決めた。

写真沖縄尚学―天理 5回表沖縄尚学1死二、三塁、伊志嶺は一前に勝ち越しのスクイズを決める。投手井口、捕手鈴木

 同点で迎えた5回1死二、三塁。打席に向かいながら、「出そうだな」と思った。比嘉監督は「伊志嶺ならやってくれる」と絶大の信頼を置く。案の定、サインが出た。

 バントの転がり具合を見ながら走者がスタートを切る、いわゆる「セーフティースクイズ」。緩い球をぎりぎりまで引きつけ、2球目に敢行。走者が判断しやすいよう一塁側を狙う余裕で、投手と一塁手の間に練習通り転がした。1回には送りバントを決め、3回は一塁手を強襲する同点打。二盗も決めて2点目の生還も果たした。

 宮古島出身。レギュラー確保のため、1年から左打ちに挑戦して両打ちに。ふだんからバントの練習は欠かさない。貴重なバイプレーヤーは「バントの失敗だけはしたくない」。言葉に力を込めた。(井上明)


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井上明(いのうえ・あきら)

 1951年、松山市生まれ。朝日新聞大阪本社スポーツグループ記者。松山商(愛媛)のエースとして、69年夏の第51回全国選手権大会決勝で三沢(青森)の太田幸司投手と延長18回をともに無失点で投げ合った。翌日の再試合で優勝。明治大でも投手、主将として活躍した。75年に朝日新聞入社。主として高校野球をはじめとしたスポーツ取材に携わる。


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