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ここから本文エリア 沖縄尚学、信じて底力 甘い球待ち8回逆転2008年04月04日 無我夢中でバットを振った。沖縄尚学と東洋大姫路の準決勝8回、1点差に迫り、なお2死満塁。沖縄尚学の嶺井が緩いカーブをとらえる。強い打球が右前で弾んだ。 三塁走者に続き、二塁走者も三塁を回る。逆転。三塁ベンチで雄たけびをあげる選手たち。スタンドから、歓喜の指笛が高らかに響き渡った。 東洋大姫路の好右腕・佐藤の前に、7回まで無得点。2回以降はわずか2安打に封じられていた。それでも、選手たちは「絶対にバテてくる」と信じていたという。 8回。低めのスライダーの制球が微妙に乱れ始める。2死三塁から西銘がそれを見極め、初めての四球を選んだ。続く仲宗根も低めのスライダーに手を出さず、真ん中の直球を右前へ。1点差。代打金城も四球を選んで満塁とし、嶺井が打席に入った。 嶺井の狙い球は直球。ところが、初球、高めのカーブに「思わず手が出た」。それでも、思い切りの良さと勢いが逆転打につながった。「みんなが低めの変化球を見極め、カウントをとりに来た球を打つことができた」と西銘。 前日の準々決勝でエース東浜が左ひざ付近に打球を受けた。万全と言えない状態で先発し、2点の先行を許した。その苦しい展開をひっくり返し、比嘉監督は「いやな流れでしたが、よくやってくれました」と選手をたたえた。 その監督がエースだった71回大会以来の決勝進出。仲宗根、嶺井は「夢舞台にやっと来た」。再び頂点へ、チームを加速させる逆転劇だった。 |