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大阪桐蔭高の中田翔選手は、史上最多といわれる高校通算87本塁打を記録した。今夏は府大会決勝で敗れたため、甲子園や国体には出場できず、これで確定。これまでの最高記録は、埼玉栄高の大島裕行選手(現西武)が記録した86本とされている。

PL学園の清原和博選手
=83年8月、阪神甲子園球場で

清原和博選手の本塁打ボールとバット
ところで、このホームラン数は練習試合も含んだもの。というより、ほとんどが練習試合のもの。練習試合では、相手のレベルや球場の広さにも大きな違いがある上、そもそも学校の方針や立地条件により試合数に大きな隔たりがあるため、単純に本数の多少をもって、実力をはかるのは難しい。
もちろん、30本以上打っていれば高校生としてはずば抜けた長距離打者であることには間違いないが、40本の打者と80本の打者に、倍の実力差があるわけではない。ちなみに、清原選手(現オリックス)は64本、松井秀喜選手(現ヤンキース)は60本だった。
では甲子園での最多は何本か、というと、PL学園高の清原選手が13本でダントツ。1年の夏から3年の夏まで5大会すべてに4番打者として出場しており試合数が多いことや、当時はラッキーゾーンがあったこともあるが、この本数は破られそうにない。
清原に次ぐ2番目の記録は、半分以下の6本。この記録を残したのは、プロでは中距離打者のイメージがある元巨人の元木大介選手(上宮高)と、投手として好成績を残している桑田真澄選手(PL学園高)。強打者として知られた香川伸行選手(浪商=現大体大浪商高)は5本、松井(星稜高)は4本である。
なお、中田選手は、今年の選抜での2打席連続を含めて、甲子園では通算4本塁打である。
《註》
※本講座では、「全国高校野球選手権大会」を「夏の大会」、「選抜高校野球大会」は「春の大会」「選抜」と表記
※特に断りがない限り、“甲子園”とは他の球場で行われた試合も含め、春夏の全国大会すべてを含む