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押してかわして「完全」狙う 上村圭佑(長野日大 新3年)

2008年03月14日

 部室に掲げられた55枚の色紙の中に、「完全 上村圭佑」の文字がある。松商学園を春夏通算9度甲子園に導いた中原監督が年始めに毎年、選手やコーチに課している「書き初め」だ。

写真上村圭佑(長野日大 新3年)

 昨夏の長野大会は背番号10。上級生投手が2人いたが、大事な戦力として期待された。準々決勝の相手は昨春の選抜大会に出た創造学園大付。ブルペンで投げると、右肩が痛かった。

 「いけます」と言ったものの、球を受けた先輩捕手に止められた。この捕手は肩のけがが響き、試合に出られなかった。その助言を受け入れ、マウンドに上がらなかった。チームは敗れた。

 その我慢が、しかし、秋の北信越大会で実を結ぶ。「人生初の4連投」で失点はわずか4。最初の2試合は直球で押し、準決勝、決勝は変化球で巧みにかわした。上背はないが、チーム初の甲子園出場は「まさに上村のおかげ」と中原監督。

 「最高学年として、完璧(かんぺき)、完全なプレーを目指す。完全試合をする気で投げます」。その気持ちを、昨夏の涙が支えている。

     ◇

 うえむら・けいすけ 愛知県東郷町生まれ。諸輪小1年で野球を始める。秋の公式戦は、北信越大会の4連投を含めて82回を投げ、防御率2.09、55奪三振。好きな投手は川上(中日)。172センチ、72キロ。右投げ左打ち。



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