ここから本文エリア

タイトル

チームもりたてる「王様」 大塚椋司(埼玉・聖望学園 新3年)

2008年03月11日

 最速144キロの直球とカットボールを武器に、関東大会は2試合連続完投勝利。打っても打率4割4分で4強入りに貢献した。絶対的な存在に、岡本監督は「あいつはチームの王様やから」。

写真大塚椋司(埼玉・聖望学園 新3年)

 しかし、本人がよく覚えているのは県大会初戦という。「仲間に助けられたから」。制球が定まらず、8回に本塁打から4連打を許した試合だ。

 登板しなかった関東大会準決勝の慶応戦では、ベンチで誰よりも声を張り上げた。小学1年からバッテリーを組む原茂は「ムードメーカーでもあるんですよ」と笑う。

 昨夏の埼玉大会は、まさかの初戦敗退。2番手として登板し、先輩に申し訳なくて泣き続けた。「あの悔しさは今でも忘れたことはありません」

 小学5年のとき、父の明世さんが病死。母の成美さんが事務員として働きながら野球を続けさせてくれた。少年野球のコーチだった父から「勝つことよりも楽しむ野球」を教えられた。夢は、息子の甲子園出場だった。

 「ここまで来られたのは母をはじめ、家族のおかげ。チームみんなで楽しめる野球をしたい」

     ◇

 おおつか・りょうじ 東京都福生市出身。同校の甲子園初出場メンバーの鳥谷(阪神)と同じ瑞穂シニア出身。秋の公式戦は61回3分の1を投げ、防御率1.17、76奪三振。好きな選手はなし。178センチ、78キロ。右投げ右打ち。



ここから広告です
広告終わり

このページのトップに戻る