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ここから本文エリア 故郷香る宿ありがとう2008年04月03日 「天理には(沖縄)水産が夏の決勝で負けた。敵をとってくれた」。3月31日に閉館した神戸市の旅館「宝月」の元主人、正垣(しょうがき)勲さん(65)は沖縄尚学の4強進出を喜ぶ。 86年夏から昨夏まで沖縄代表の定宿だった。目指したのは「家庭」。「ゴーヤを探したり、ラフテー(豚角煮)をつくったり」と妻の和子さん(61)。定宿の歴史は、沖縄代表が強豪になる過程と重なる。沖縄水産の2年連続準優勝(90、91年夏)、沖縄尚学の初優勝(99年春)……。 取り壊しが迫る旅館の屋上には、レモングラスの鉢植えがある。かつて、沖縄水産の選手が持ってきてくれた。「お茶にしてお客さんに出してました。今度からは家族で飲みます。かみしめながら」と和子さん。ご夫婦に2日、沖縄県教委から感謝状が贈られた。 |