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タイトル

気ひとつ弾む声 天理色でアルプス埋める

2008年04月03日

 紫色の大応援団で埋まった天理の一塁側アルプススタンド。選手の好プレーにわき上がり、ピンチには「がーんばれ」と声を張り上げた。その熱のこもった応援は試合終了まで途絶えることはなかった。

写真天理の選手たちの活躍に盛り上がるアルプススタンド=阪神甲子園球場

 1回裏。さっそく先制機をつかんだが、生かせず無得点。90人で参加した吹奏楽部の松永理仁部長(3年)は「みんなで盛り上げ、選手の力になりたい。演奏で硬さがとれ、得点につながれば」。 1―2で迎えた4回裏。先頭の古田選手が放った打球は左越えの同点本塁打に。「よっしゃー」「ええぞー」。アルプスは一気に盛り上がった。ユニホーム姿で応援していた天理小4年の大瀬祐治君(9)は「このまま勢いに乗ってほしい。ぼくも古田選手のように遠くに飛ばせる打者になりたい」と声を弾ませた。

 6回表。1死満塁のピンチを迎えると、スタンドからは太鼓とともに一斉に「イ・グ・チ」コール。見事に併殺で切り抜けると、「まだまだいける」と反撃への期待が高まった。

 9回裏。最後の反撃も届かず試合終了。あいさつに来た選手には温かい拍手が送られた。完投した井口投手の父、順之さん(40)は「疲れがあり、握力がなくなっていた。調子が悪いと甘い球になるので、そこを相手につかれた。簡単に優勝はできないと、夏に向け勉強になったはず」、鈴木主将の母、好美さん(46)は「先取点をとっていけるかなと思ったが、残念。夏も頑張ってほしい」と気持ちを切り替えていた。


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