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チア18人、勝利信じて声援

2008年04月02日

 平安のアルプススタンドでは、3月に部に昇格したばかりのチアダンス部18人が中央で応援を引っ張った。

 同校は03年に共学化。伝統ある野球部の応援をしようと、06年に同好会としてスタート。甲子園の出場が決まり、新たな3曲を含め計16曲の振り付けを準備した。

 顧問の佐田茜教諭(25)は「男子校だったので低音の曲が多い。かっこいい振り付けを心がけました」。同部キャプテンの3年林愛実さん(17)は「チアダンスの全国大会で負けて、全国の厚い壁を感じたばかり。野球部には、私たちの分も頑張って」と声援を送った。

 1951年と56年の夏の甲子園優勝メンバー計6人も顔をそろえた。3回に8点差がつくと、56年の主将を務めた吉川鴻作さん(69)は「甘い球を狙われている」と心配しつつ、「選手にとって今日の経験は一生の宝になる」とエールを送った。

 4回以降は投手陣が踏ん張り、失点を許さなかった。太鼓をたたいて応援していた野球部の3年、武地宗汰君(17)は「勝利を信じています」。兵庫県西宮市の小俣幸代さんは、野球部OBで4年前に73歳で亡くなった夫、滋さんの写真を手に「夫はいつも甲子園で応援していた。絶対に勝って」と声をからした。

 9回。2死一塁と粘りを見せたが、最後の打者が打ちとられると、スタンドから大きなため息がもれた。が、すぐに拍手がわき起こった。

 安井大悟校長(62)は「少しでも長く甲子園で戦うという気持ちを見せてくれた。よく粘り、がんばった」と健闘をたたえた。


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