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敦賀気比応援団 気持ち一つに大声援

2008年03月27日

 一塁側アルプス席は、未明に敦賀を出発し、バスやJRのホームラン列車でやって来た敦賀気比の応援団で埋まった。スクールカラーはエンジ色だが、そろいのメガホンは青。約300人の生徒たちはウインドブレーカーと帽子を白と青に分け、青で「K」の人文字になるよう陣取った。

写真9回、1点を返し、さらに追撃を期待して声を張り上げる応援席=阪神甲子園球場で

 ともに無得点が続いた序盤。グラウンドを見つめる選手の父母ら40人以上も、生徒たちもかたずをのんで見守った。4回表、錦織勇太選手がチーム初安打を放つと、緊張が解けたように沸き立った。

 しかし、5回裏に3点を先取される。以降もピンチが続き、辛抱強く投げる山田修義投手には、勇気づけようと「ノブヨシ」コールがわく。父の裕之さん(42)と母の悦子さん(41)=福井市松城町=は祈るようにグラウンドを見守った。

 小学1年で野球を始めた山田投手。小、中学校は地元の公立校に通い、高校で自ら希望して敦賀気比に進んだ。1年の時は点をとられたらバタバタと崩れていた。「きょうはバックによく守られ、味方を信じて投げていた。成長したと思う」と裕之さん。悦子さんも「息子の姿はまぶしく見えた。いい勉強になったはず」と笑顔を見せた。

 再三好機を迎えるものの、打線がつながらない。チアリーダーの3年迫田真理子さん(17)は「とにかく点を入れて」と心の中で願い続けた。グラウンドは予想以上に広く、「負けないように、みんなで気持ちを合わせて応援した。チアの技術はないけれど、気持ちでは相手に負けていなかった」と胸をはった。

 応援団を担当した岸本光隆教諭(43)は、太鼓で指揮を執った。「こちらはにわかづくりの応援団だったが、選手たちはよくがんばった。1点を取った経験を次に生かして、がんばっていけると思う」と話していた。


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