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今春退職の校長、「感無量です」

2008年03月26日

 阪神甲子園球場一塁側のアルプススタンドには約1500人の応援団が駆けつけた。選手の家族や在校生たちは、この日午前6時半に計28台のバスで八頭高校を出発。メガホンなど八頭カラーの緑色でスタンドを埋め、5回裏の先制点で勢いづき、アウトを一つ取るごとに「よしっ」「ワー」と歓声を上げた。

 5番一塁手で出場した高田祥迅選手の兄2人も03年夏の甲子園に出場している。当時3年の将成さん(22)は左翼手、2年の剛充さん(21)は控えの投手で1勝をもぎ取った。「自分の野球好きが影響して兄弟3人とも野球を始めました」と父の政彦さん(47)。応援に駆けつけた3人の期待に応え、高田選手は4回に右前に安打を放った。それでも、「バットの芯で左中間に大きい打球を。う〜ん、狙い球が絞り切れていない」と厳しい注文を出していた。

 スタンド前方で応援していた小椋孝昭校長(60)は、87年夏に同校が甲子園に初出場した時に同校卒業生の一人として応援に来て以来のスタンド観戦。今春には退職する予定で「最後に甲子園で生徒が戦う姿を見ることができて感無量です」。集中力を切らさずに、よく守り抜いた選手たちをたたえ、次の試合では「打撃でも相手に向かっていって欲しい」と期待をかけていた。


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