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聖望学園、勝機に一気 けが越え「夢」の適時打

2008年04月04日

 外角の直球を、芯でとらえた。千葉経済大付との準決勝6回1死一、三塁。背番号15の一打は、一塁線を痛烈に襲う。チーム唯一の適時打で、貴重な追加点を挙げた。

 大会資料に記された昨秋公式戦の成績はすべて「0」。つまり、出ていない。関東大会前に、右ヒジの疲労骨折が判明。なかなか治らないもどかしさと格闘していた。「野球部に入ってから初めての公式戦なんです。甲子園が」。2戦目から3試合続けて先発出場し、打率4割、3打点。体調不良の背番号5・篠崎の代役を立派に務めている。

 エースの大塚とは中学時代、同じチームだった。「あいつは、いつも明るい。つらくても、苦しくても笑っている。だから、僕が打たないと、声をかけないと」

 高校入学が決まったとき、大塚と約束した。「絶対甲子園に行こう」と。「甲子園に出るのが夢だった。だから、決勝なんて考えもしなかった」。夢のまた夢の場所へ、仲間とともに立つ。


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