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失点のグラブ、悔い晴らす

2008年04月01日

 三塁側アルプス席には、この春、明徳義塾を卒業した野球部OBの姿もあった。その中の一人、木岡大輝さん(18)が、最も応援していたのが、1回戦で2打点の大活躍をした右翼手の音田だ。「思い切りが良くガッツのあるところが魅力」と木岡さんは話す。

写真守備につく音田右翼手

 実は音田が使っているグラブは、外野手だった木岡さんが譲ったものだ。昨夏の引退後、「チーム一肩が強い、あこがれの先輩」と木岡さんを慕う音田からせがまれ、「一緒に甲子園に連れて行って欲しい」と託した。グラブを譲った理由はもう一つある。高校最後の試合となった昨夏の高知大会決勝。打球をグラブに当てて落とし、失点した。「あのグラブはエラーで終わってる」

 28日にあった2回戦。音田は木岡さんのグラブで、右翼線のファウルフライを頭から滑り込んで好捕した。球場で見ていた木岡さんはうれしくなった。昨夏の悔いを、音田が晴らしてくれたと感じたからだ。木岡さんは、新年度から関西六大学野球に加盟する大阪学院大野球部の一員となる。部員は約120人。「後輩の活躍を見て勇気づけられた。1年からレギュラーを狙う」と決意を語り、甲子園を後にした。


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