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ここから本文エリア 父と同じ舞台で活躍 先制打を放った平安・荒竹選手2008年03月28日 「父と同じ舞台に立ちたい」。念願をかなえた息子の姿を、父はスタンドで見守っていた。
2回表2死二塁、荒竹将平君は打ち返した球を行方を祈るような気持ちで見つめた。「落ちろ」。打球は左翼手の前に運ばれ、チームに貴重な先制点をもたらした。 小学4年の時に見たビデオが脳裏に焼き付いている。父の幸博さん(45)が平安の4番捕手として、80年選抜大会に出場した映像だった。「僕も甲子園へ」との思いから野球を始めた。 小、中学生の頃は父から指導を受けた。そして、あこがれの平安に進学。だが、厳しい練習に入部してすぐに1カ月間学校を休んだ。退部も考えたが、原田英彦監督に説得され、父にも「辞めたら後悔するぞ」と言われて思いとどまった。 身長は父より低い167センチ。パワーや肩の強さ、足の速さもかなわないと感じる。それでも「父が果たせなかった初戦突破を果たす」との決意で臨んでいた。 荒竹君は「父に次も勝つぞと伝えたい」。幸博さんは試合後、「息子は私を超えた。本当にうれしい」と目を細めた。 |