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努力実り三度目の正直―成章(愛知)

2008年03月14日

 頑張れば、報われる。21世紀枠で36年ぶりの甲子園出場をつかんだ成章の部員たちは今、自信をもってこう言える。

 創部102年の県立校は一昨年、昨年も東海地区の21世紀枠候補校になった。選考結果はともに補欠。県ベスト8だった秋季大会の成績が、他校に一歩及ばなかった。「自分もショックだったが、先輩はもっと気の毒だった」と、現主将の丸山は振り返る。

 それでも地道な練習姿勢は変わらなかった。パワーのある私立校に対抗するため、守備を徹底して鍛えた。昨秋の県大会2回戦は優勝候補の享栄を3―2。愛産大三河との準々決勝は2―1。狙い通りに守り勝ち、過去2年跳ね返された8強の壁を破った。1月の選考委員会で「安定して実績を残している」と評価され、「三度目の正直」で選出を果たした。

 愛知県東部、渥美半島の田原市に学校はある。プロ野球中日の白井文吾オーナー、タレントの光浦靖子さんら、多彩な人材を生んだ。市内の7中学にはいずれも軟式野球部はあるが、なぜかサッカー部はない。運動能力の優れた生徒は自然と野球に親しみ、教育拠点の成章に集まる。強豪私立がひしめく愛知で、存在感を示す理由の一つだ。

 延べ25年以上チームを率いる糟谷寛文監督(56)も成章OB。36年前の選抜大会はコーチだった。甲子園練習で球場に入ったが、試合はスタンドから見守った。「ベンチに入ったら、どんな気持ちなんでしょうね」と喜びをかみしめる。

 狙うは前回つかめなかった甲子園初勝利。「監督に白星をプレゼントしたい」。選手も、燃えている。




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