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ここから本文エリア 現在位置:高校野球>コラム> スポーツ人物館〈選抜高校野球編〉 > 記事 右利き左腕、3度目こそ 島袋洋奨(沖縄・興南 新3年)2010年03月14日 ちょっとトルネード投法で、全国屈指の左腕。豪速球を投げるわけではないが、球の出どころが見えにくいフォームに最速145キロの直球。キレ、制球、マウンド度胸に変化球とすべてにおいてレベルが高い。
「甲子園の2敗は忘れない。いい投球をしても、勝たないと意味がない」 3季連続の甲子園となる。2度はいずれも初戦で散った。昨春は圧巻の19奪三振。9回まで0点に抑えたが、10回にミスと失投が重なった。昨夏も好投したが、スタミナ不足で中盤以降、制球が微妙に狂った。 新チームになり、日記には「ゼロからのやり直し」と記した。言葉通り、下半身を作り直した。「春も夏も終盤に下半身がぶれたことで制球が乱れた」。投げ込みや走り込みはもちろん、投げ終わった体勢のまま、片足で40段の階段を何度も上った。丼飯を流し込み、就寝前にも果物を食べて、体重を5キロ増やした。 書くのも、箸(はし)を持つのも、蹴(け)るのも右。左投げは3歳のころ、「野球をやらせたい」と考えた父がキャッチボールの時、島袋の右手にグラブをはめたことから始まった。「右投げだったら、いま野球をやっているか分からない」。右利きの左腕が「三度目の正直」に挑む。(吉田純哉) * しまぶくろ・ようすけ 沖縄県宜野湾市出身。志真志小2年から軟式野球を始める。秋の九州大会では23回1/3を投げて、失点1(自責0)、29奪三振。好きな選手は石川(ヤ)。173センチ、68キロ。左投げ左打ち。 |