|
ここから本文エリア 高野山、サンバのリズムで後押し2007年07月30日 試合前。この日の先発は別府祐希投手。母の真美さん(35)は「生きた心地がしない」と心配する。「プレッシャーに弱い子だけど、楽しんでプレーして欲しい」
4回。1死二塁と先制のチャンス。打席に立つ宮之前傑選手を、大阪から駆けつけた姉妹校の宣真高校ブラスバンド部がサンバのリズムで後押しする。中堅への当たりが三塁打に。スタンドは総立ち。3年生の大塚和香部長(17)は「もっと点を取って。ファイト!」とホイッスルを鳴らす。 6回。同点に追いつかれた。でもスタンドの声援は途絶えない。大阪の野球チーム「阪南ボーイズ」の関口忍監督(33)は、中学時代に選手だった荒野風馬選手を見つめる。「大舞台であの子を見られてうれしい。しっかり守って、勝利につながるヒットを打って」 9回。最後の打者がアウトになると、スタンドから「ああー」とため息がもれた。応援団の生野要介団長(18)は涙を流して崩れ落ちた。「一人一人がひたむきにプレーする姿に感動した。ここまで連れてきてくれて、本当にありがとう」 |