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「すごい」3発に沸く 智弁和歌山・応援席

2008年08月14日

 終盤の連打、連打にスタンドも沸いた――。三塁側アルプス席は、智弁和歌山の応援のためにバス45台で駆けつけた大応援団で埋め尽くされた。総勢約2700人。赤いメガホンをたたいたり、大声を張り上げたりしながら、グラウンドを駆け回る選手たちに声援を送った。「よし、次は準々決勝だ」

写真力いっぱい声を振り絞る応援団員=阪神甲子園球場
写真8回表の坂口選手の2本目の本塁打を喜ぶ野球部員たち=阪神甲子園球場

■応援バス45台、スタンド総立ち

 試合前 甲子園初出場の平野晃土選手の母美紀さん(48)は「出るとは思わなかった。力いっぱい頑張ってほしい」。

 1回裏 先頭打者を四球で出したが、併殺で無失点に抑える。卒業生の上野祐輔さん(18)は「やっぱり鍛えられている。力いっぱい叫んで応援します」。

 2回裏 駒大岩見沢に先制点を許す。「あー」と落胆の声。しかし、この回も併殺でピンチを切り抜ける。「よしっ」「うまい」と拍手がわいた。

 5回表 芝田崇将選手の適時打で勝ち越し。野球部1年の久保翔平選手は「この勢いで勝って」。

 5回裏 先発の芝田投手は、粘りの投球で5回まで1失点。芝田投手の父直幸さん(44)は「よく頑張っている。バックを信じて一生懸命投げて」とエールを送った。

 6回裏 2点を取られ逆転された。智弁和歌山の峯啓太朗教諭(23)は「まだ6回。残りの回で逆転してくれるはず」。

 8回表 坂口真規選手が3点本塁打を放ち逆転。スタンドは総立ち。「うぉー」とどよめいた。坂口選手のクラスメート豊田早紀さん(17)は「もう感動です。すごい。さすが」と大興奮。野球部1年の坂東裕貴選手(16)は「やっぱり坂口さんはすごい」。さらに勝谷直紀選手の本塁打、坂口選手の2本目のアーチが続くと、スタンドは大騒ぎ。手にした赤いメガホンを激しくたたいたり、隣の生徒と抱き合ったり。

 9回裏 岡田俊哉投手が最後の打者を三振に打ち取ると、「やったー」と大歓声。総立ちのスタンドは「いいぞ、いいぞ智弁」の大合唱になった。

 試合終了 吹奏楽部の半田琴音さん(16)は「次の試合も全力で太鼓をたたきます」と満面の笑みだった。(山野拓郎)


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