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ここから本文エリア 現在位置:高校野球>第89回選手権>智弁和歌山(和歌山)>ニュース> 記事 智弁和歌山(和歌山)ニュース 炎天下 涙と声援と 智弁和歌山応援団2007年08月10日 屈指の好投手に食い下がる智弁和歌山の選手たち。その頑張りにアルプススタンドも燃えた。駆けつけたバスは約45台。大応援団は総勢約2600人に。真っ赤な人文字、智弁和歌山の「C」が揺れる。生徒たちは炎天下、赤いメガホンを振って、最後まで選手たちに声援を送り続けた。
◇試合前 先発・岡田俊哉投手の父一起さん(39)と母志保子さん(39)は、「昨日電話で『思いっきり投げてこい』と言ったら元気な声で『おー!』と言っていた。悔いの無いようプレーを楽しんで」。 ◇1回裏 先制点を奪われ、さらに1点を失う。「あーあ」とため息がもれたが、「まだ始まったばっかり!」とすぐに声援に変わった。智弁和歌山の北村和英教諭は「先に点を取られるくらいの方がうちは燃える」。 ◇5回表 反撃の得点がなかなか入らない。応援団長の岩崎勇治君(16)は「相手の投手が良くてなかなか打てないが、うちは粘り強い。応援の後押しでヒットを打って欲しい」。 ◇6回表 坂口真規選手が大本塁打を放って同点に。その瞬間、生徒らは総立ちになりハイタッチやガッツポーズ。「きゃー!」「やったあ!」。父修志さん(43)は「感無量、信じられない。地方大会ではチャンスにあまり打てなかったので夢のよう。4番として良い仕事をした」。目に涙を浮かべていた。 ◇8回裏 追加点を奪われ、応援席は一瞬静まりかえった。「ここにきて2点追加はきついなあ」と肩を落とした。 ◇9回表 応援席は総立ち。メガホンを強く握って祈るようにグラウンドを見つめる。ついに2死走者なし。「まだまだ行けるよー」「頑張って!」と叫ぶように声は大きくなる。楠本諒選手が三振に倒れ、試合終了。「あー」と肩を落とし、涙を流す人もいた。クラスメートの坂東彩生さん(17)は「最後まであきらめないで頑張った。お疲れ様と言ってあげたい」。1年の平野晃土選手は「来年またこの場所に戻ってきたい」。 「お疲れー」「よく頑張った」。戦いを終え、整列した選手たちに大きな拍手が送られた。 |