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文星芸大付(栃木)ニュース

文星芸大付、大舞台で進化 県勢10年ぶりの夏2勝

2007年08月20日

 文星芸大付は、昨夏のサヨナラ劇に続いて、今大会もエース佐藤祥万投手を中心に1、2回戦を突破し、強い印象を残した。県勢としては10年ぶりの夏2勝。甲子園での戦いぶりを振り返った。

写真今治西戦のあと、スタンドの応援団にあいさつする文星芸大付の選手たち。=18日、阪神甲子園球場で

 栃木大会で3割3分7厘だったチーム打率は、甲子園で3割7分3厘まで上昇した。栃木大会の序盤、貧打に苦しみ、スクイズで得点していたのが全く別のチームのように思える。

 試合ごとに活躍選手も変わり、先発全員が3安打以上を放っている。これを赤川知宏主将は「誰もが試合後、活躍していないと、『何もしてねえ』と悔しがっていた」と明かす。

◇エース快投

 快進撃の理由を星野英雄部長は「佐藤祥万の存在が欠かせなかった」と言う。昨夏、2年生ながら甲子園のマウンドを踏んだ佐藤投手。昨夏の栃木大会は、20イニングで与四死球1の好成績で甲子園に臨んだが、2試合計10イニング2/3で10失点、4四死球だった。

 しかし、今夏は3試合26イニング2/3で与四死球3、8失点。奪った三振は33個と投球回数を大きく上回った。内角を突く投球と制球力のよさは、全代表校の中でも注目された左腕投手だった。

 「個々の能力が低いのでチームが一つになることを考えた」とは赤川主将。高橋薫監督も「赤川が頑張っている姿を見て、選手たちがバランスをとって役割を果たしてくれた」という。

 一つ上の代と比べ、弱いと言われ続けた。「見返したい」(赤川主将)という思いがチーム全体にあった。

◇最後に乱れ

 だが、県勢として10年ぶりに夏2勝を挙げた文星も、守りのチームと言いながら、3回戦では終盤になって守備が乱れ、敗因の一つとなった。

 97年に8強入りした佐野日大は2回戦から登場したため夏2勝。県勢の夏3勝は、作新学院が全国制覇した62年の第44回大会以来、45年間も出ていない。


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