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ここから本文エリア 常葉菊川(静岡)ニュース スタンドため息、拍手 常葉菊川応援団2007年08月22日 阪神甲子園球場の正午の気温は31度。厳しい残暑の中、一塁側アルプス席には常葉菊川を応援しようと大勢の人が詰めかけ、声援を送った。
1回表、広陵がいきなりの本塁打で先制するとため息が漏れた。吹奏楽部の木野優美さん(2年)は「ずっと応援してきたけれど、いつも逆転で勝ってきた。負ける気はしない」。 20日の準々決勝と2日続けて応援に駆けつけた大石春佳さん(1年)は、甲子園から午後10時過ぎに帰宅し、4時間後の午前2時には再び自宅を出発した。「ほとんど寝てませんが、大丈夫。今日も逆転で勝ってほしいです」 2回表に広陵が追加点。チアリーダーの岡田阿子さん(3年)は思わずタオルで顔を覆った。「やっぱり広陵は勝負強い。でも常葉菊川は後半強いチーム。自分たちも甲子園で引退。絶対がんばってほしい」と笑顔を見せた。 4回裏、得点圏に走者を進めるも、本塁を踏めず。ひときわ大きな声で応援していたマネジャーの岩井美紗さん(3年)は「声は人一倍大きい。選抜ではベンチに届いたみたいだけど、夏は観客が多くて聞こえないと選手たちが言っていた。今日は届かせたい」と元気に話した。 7回裏、伊藤慎悟三塁手(2年)が三塁打を放った。父・正俊さん(48)は「グラブに当たっていた。またラッキーだった」。今大会好調な息子をじっと見守った。 8回裏、2番の町田友潤二塁手(2年)が左前打で出塁すると、学ランを着て必死に応援を続ける応援団員の村岡有加里さん(2年)の目から涙がこぼれた。「先輩たちが打ってくれることを信じてます。それを信じて応援します」 続く3番の長谷川裕介遊撃手(3年)が左前打を放ち、町田二塁手が生還、1点を返す。長谷川遊撃手の母・郁枝さん(50)は「次の回でなんとか逆転してほしい」。 9回に1点差まで追い上げたが、試合終了。広陵の校歌演奏が終わると、野球部OB会会長で同部1期生の持塚康志さん(39)は思わずスタンド席の最前列へ走った。客席へ向け一礼する選手たちに拍手を送りながら「後輩たちが甲子園に出てくれて、本当に良い思いをさせてもらいました。感謝です。また来年、全国制覇を目指してほしい」とほほえんだ。 |