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静岡ニュース

静清工、3安打完封 市立沼津、力尽きた主戦

2007年07月29日

 数々の激闘が繰り広げられた夏も、いよいよ終盤。28日、ベスト4が出そろった。頂点が近づくにつれ、選手たちの表情に緊張感が増している。30日、草薙球場で準決勝。4校がぶつかる。

写真市立沼津の望月投手=草薙

 1回戦の田方農戦から前日の4回戦・静岡東戦まで4試合で計450球。市立沼津の望月(3年)はひとりでマウンドを守ってきた。

 準々決勝・静清工戦。序盤から望月は腰回りをしきりに気にしていた。本人は「1キロしかやせてません」というが、ユニホームの上着のすそが何度もはだけた。

 下半身をつかって粘り強く投げるのが身上だが、張りがあるのだろう。踏ん張りがきかない。腕が振れない。だから、球が低めに決まらない。ホームベース寄りに踏み込んで構える静清工の各打者の内角を思い切って突けない。

 6回2死。外角一辺倒だった配球から内角にも球を見せようと伊神に投げた初球がわずかに反れて死球になる。次打者浜への投球はまた外角への配球に。カウント1ストライクからの2球目。外に外したはずの直球が高めに甘く入る。中越えに打ち返されて1点を失った。「あれでリズムが崩れた」と望月。1回戦の途中から続いていた連続無失点イニングも37で途切れた。9回にも四球から長短打を浴びて2失点。望月は「でも、最後まで投げ切るのがエースの責任だと思ってました」と振り返った。

 捕手の土屋祐治は「疲れているのは分かっていた。でも、何とかしたかった」と言う。外角の球を生かして、静清工打線の打ち気を交わす投球術を見せたのは、この背番号1ならではだった。

 望月の気持ちを代弁するように鈴木監督は言った。「力は出し尽くしたので悔いはない。でもそれだけに悔しい」。準々決勝は131球、5試合で計581球。望月の、市立沼津の「夏」が終わった。


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