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ここから本文エリア 浦和学院(埼玉)ニュース 浦和学院「打ち勝つ野球」できず 戦いぶり振り返る2007年08月16日 県内では常に追われる立場の浦和学院。20年ぶりとなる選手権埼玉大会連覇を果たし、甲子園に臨んだが、群馬代表の前橋商に14日、1―2で惜敗した。昨夏の甲子園を経験した選手が4人残り、今年こそという思いは強かったが、昨年に続き初戦突破はならず、埼玉代表は3年連続の初戦敗退となった。浦和学院の戦いぶりを振り返る。
森士監督が「消化不良」と感想を語った甲子園での戦い。埼玉大会7試合でチーム打率3割5分7厘をマークした打線が、前橋商から内野ゴロの間の1点しか取れなかった。 主将の阿部雅人君(3年)は「先制、中押し、ダメ押しという攻撃的野球で打ち勝ちたい」と常々話していた。春の県大会で富士見に3安打に抑えられ敗れて以来、打撃練習に力を入れ、夏の埼玉大会では「どこからでも得点できる打線」に生まれ変わった。 3番赤坂和幸君(同)、4番鮫島勇人君(同)がともに打率3割を切った埼玉大会。「自分と鮫島があまり打てなくてもあれだけの試合が出来た」と赤坂君が話すように、昨年の甲子園経験者だけではなく、計7人が4打点以上を挙げる得点力を発揮した。 しかし、甲子園では打線が前橋商・佐々木和寛君の90キロ台のスローカーブと120〜130キロの直球を巧みに織り交ぜタイミングを外す投球に苦しめられる。5回までは毎回得点圏に走者を出し優位に試合を進めるも適時打が出ない。 森監督は3回あたりから変化球を狙うよう指示した。だが、選手は頭ではわかっていながら、自分のポイントで打つことが出来なかった。 5回までに10残塁の拙攻。もどかしい展開に焦り、終盤は早いカウントからの打ち損じが目立った。最後の打者になった赤坂君は「センター返しを心がけたが、ボールの下を打ってしまった」。 勝利への思い。昨夏の甲子園での敗戦後、寮の部屋に「負けた悔しさを忘れない。来年借りを返す」と書いた大判の紙を天井にはった鮫島君ら、選手は甲子園で勝つことを目指してきた。森監督が「今年のチームには特に賭けていたところがある」と言うように投打両面で選手がそろい、全国で勝つための準備は整ったはずだった。 甲子園では赤坂君、鎌田優君(同)が前橋商を2点に抑えた。それだけに本来の打撃が出来なかったことが悔やまれる。 今回のメンバーで2年生は5人。二塁手の三角大樹君は「先輩たちの悔しさを受け継いで、来年絶対また来る」と強い口調で誓った。 埼玉代表はこれで3年連続の初戦敗退。浦和学院は埼玉を引っ張る存在だけに、県にとっても残念な結果となったが、全国との差は決して大きくない。 埼玉から2校が出場する来年の選手権記念大会に向け、各チームはすでに動き始めている。 |