|
ここから本文エリア 金光大阪(大阪)ニュース 公立活躍 チーム層の厚さも証明 大阪大会2007年08月01日 187校が参加した第89回全国高校野球選手権大阪大会は、金光大阪の初優勝で幕を閉じた。昨夏の決勝で大阪桐蔭に敗れた金光大阪は今大会、「打倒・桐蔭」の執念で激戦を勝ち抜いた。大阪桐蔭は、桑田・清原を擁したPL学園以来の大会3連覇を目前で逃し、勝ち続ける難しさが示された大会でもあった。また公立校が強豪校を相次いで破るなど、大阪のチーム層の厚さも改めて証明された。 ■雪辱 「大阪桐蔭を倒したい」。金光大阪の選手たちは勝ち進む中で、何度もそう口にした。昨夏の決勝で先制したが逆転され、延長12回の末、3―4で大阪桐蔭に敗れた。甲子園まであと一歩だったのにという悔しい思いがあった。 今大会にかける金光大阪の執念は、随所で見られた。5回戦の今宮工科戦では1点リードされて迎えた9回裏に逆転サヨナラ、続く準々決勝でも延長14回の接戦をサヨナラで制した。昨年も先発したエースの植松優友は、速球に緩いボールを織り交ぜる投球術を身につけ、大阪桐蔭の強打線に11安打を打たれながらも要所で踏ん張った。 ■重圧 高校通算本塁打87本の記録を持つ強打者・中田翔を中心に、大会前から注目を集めた大阪桐蔭は、東海大仰星、履正社、北陽と強豪校との対戦が相次いだが、完勝を続けた。中田は打撃こそ不調だったが、先発投手として登板して相手打線を抑え、その間に強力な打撃陣がたたみかけた。 しかし、金光大阪戦では先に3点を失う、それまでにない展開となった。全国から注目され、「負けられない」というプレッシャーの中で、選手たちは浮足立った。 ■健闘 1回戦で、春の府予選優勝の上宮太子や、春と昨秋8強の大体大浪商が敗れる波乱があった。相手はいずれも公立校だった。 16年ぶりに1勝を挙げた大教大天王寺は自信をつけ、3回戦で昨秋のベスト4の清教学園を倒してベスト32入りした。旭は機動力を生かした野球で相手をかき回し、公立でただ一つ8強入りを果たし、練習環境に恵まれていなくても上位進出できると希望を与えた。 夏の甲子園は8日に開幕する。初出場を決めた金光大阪の石井孝宏主将は「大阪桐蔭を倒して自信がついた。思い切った野球で全国制覇を目指したい」と話す。甲子園でも最後まであきらめない粘りの野球を貫いて欲しい。(敬称略) |