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ここから本文エリア 楊志館(大分)ニュース 大分大会 熱戦を振り返る2007年07月27日 第89回全国高校野球選手権大分大会は、ノーシードから勝ち上がり、8強唯一の私立校だった楊志館が、初優勝を飾って閉幕した。1点差の試合も、昨年よりも3試合多い13試合(全50試合)と接戦が多かった今大会を振り返った。
楊志館は1試合平均の失点が0.92で、最大失点も3回戦と決勝の2点と、終始安定した守備力で勝ち進んだ。 大分上野丘戦では、大会を通じて唯一先制されて、追いかける苦しい展開となったが、4回裏に同点に追いつくと、10回裏に松冨のサヨナラ安打で劇的な勝利を収めた。 3〜5番の松冨、吉野、南だけで、チームの全打点の半分をたたき出すなど、中軸打線がしっかり機能したことが、優勝の原動力となった。 大分工は、堅守に加えて犠打を多用する堅実な野球で、日本文理大付や森など、並み居る強豪校を倒して勝ち上がったが、決勝戦では重圧からか、犠打の失敗や失策が相次ぎ、勝敗を分けた。 1回戦では、初日から日田林工と藤蔭が激突。8回表、藤蔭のスクイズを日田林工バッテリーが外して危機を乗り切り、その裏に2点を加えて勝利を決定づけるなど、藤蔭にとってはまさに「魔の8回」だった。 大分南と佐伯豊南の試合は、佐伯豊南が4点リードのまま雷雨のため、ノーゲームに。3日後の再試合では、負けていた大分南が辛勝。佐伯豊南は勝利目前で雨に泣かされた。 統廃合で今年を最後に姿を消すチームも奮闘した。国東農工、国東はそれぞれ大分豊府、日田林工と対戦。いずれも最終回まで結果のわからない好試合となったが、力尽きた。昨秋の九州地区大会予選で準優勝して注目を浴びた豊後大野連合も、楊志館を相手に悔し涙をのんだ。 「優勝候補」として大会前から評価の高かった森は、初戦の津久見を始め、激戦が続いた。4強まで勝ち残ったが、最後はエース武石卓が連投で肩を壊し、大分工の巧みな試合運びに屈した。 予想外の展開になった試合も多く、夏の大会の難しさや恐ろしさを改めて実感したが、負けても、力を出し切り、多くの選手たちが充実した表情を見せてくれた。そして、そんな選手たちから、取材を通じて、何度も感動をもらった。
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