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新潟明訓(新潟)ニュース

新潟明訓、ベスト8にあと一歩も 県勢の勢い発信

2007年08月20日

 新潟明訓の2年ぶりの甲子園は、多くの収穫を手にし、さらなる課題を突きつけられた舞台だった。県勢としては過去最高に並ぶ「夏2勝」を果たし、23年ぶりのベスト8にも、あと一歩。近年の新潟勢の勢いを、全国に発信した戦いぶりを振り返った。

写真新潟明訓−大垣日大 9回表新潟明訓 試合に敗れ、相手校の校歌を聴く新潟明訓の選手たち=阪神甲子園球場で

 最少失点に抑え、好機をとらえて確実に得点する――。勝った2試合は理想的な展開だった。

 1番の斎藤智芳選手が出塁し、勝負強い長橋和輝主将の適時打で得点。全力疾走で、相手守備のミスを誘った場面もあった。投手陣は2試合で25三振を奪った永井剛投手を筆頭に、それぞれが持ち味を発揮した。

 その陰には、佐藤和也監督の存在がある。中越沖地震の影響で新潟大会の決勝が8月にずれ込み、甲子園入りした当初は選手に疲れが残ったままだった。監督はモチベーションを高めることに心を砕いた。

 1回戦の4日前に「元気がない」と厳しくしかると、直後に自由行動の時間を与えてリラックスを図った。試合前日には「お前たちが勝ち取った舞台だ。好きなように思い切ってやれ」と激しく気持ちを鼓舞した。

 ところが3回戦は、大垣日大に完敗。相手は永井投手の制球難に気づくと、四球を選ぶ作戦に変更してきた。3バント・スクイズなど8犠打飛を成功させる攻撃は巧みだった。第66回大会(84年)で新潟南をベスト8に導いた県高野連の関川弘夫副会長は「したたかな作戦と、一球への執念を持たせることが、これからの課題」と語る。

 県勢は昨春の選抜大会で日本文理が8強入り。昨秋、今春の北信越大会も文理と明訓が制し、存在感を示している。東京都高野連の森田郁朗理事長は「以前は『新潟の野球はもう一つ』という印象だったが、まったく対等。立派です」と驚きを隠さない。

 近年の躍進について関川副会長は「小中学校時代に良い指導を受けた子が増えたこと」を理由の一つに挙げる。明訓の川上大輔捕手や斎藤選手は、中学時代にシニアリーグの全国大会で活躍した。関川副会長は「預かった選手を、しっかり育てようという高校の監督の熱意が奏功しているのではないか」とみる。


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