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ここから本文エリア 北北海道ニュース 出せなかった「強い気持ち」 選抜出場の旭川南・浅沼投手2007年07月18日 5回裏。直球がレフトやセンターに次々とはじき返され、未経験の4連続長打を浴びた。「なぜ、打たれたのか分からない」。旭川南の主戦・浅沼寿紀投手(3年)はこう振り返った。
中標津が狙っていたのは、その直球だった。対戦が決まった15日、旭川南の北大会初戦のビデオを見て研究。万年史章監督は指示した。「浅沼投手は直球で勝負してくる。勝負球を打て。ストレート1本だ」 浅沼投手の対策として1年生の左投手2人に、プレートから1メートルほど本塁寄りの地点から投げさせた。1人は全力で、1人は遅い投球で緩急の練習をした。試合前の午前まで続けた。 連続長打の一番手、中標津の住田直輝選手(3年)は、直球を思い切り振った。「思ったより速くなかった」 4番打者でもある浅沼投手は、打撃でも読まれていた。中標津のバッテリーは16日夜、万年監督が練った各打者の攻略法が記された紙を渡され、深夜まで読み返して暗記した。「浅沼投手は内角に強い。外角攻めだ」。8回1死二、三塁の好機に浅沼投手は、外角高めの直球を空振りし、三振に切って取られた。 毎朝10キロのランニングを重ね、3年間のすべてを出そうと試合に臨んだ浅沼投手。だが「もっと、強い気持ちがあれば、連続長打はなかった」と悔やむ。 今春の選抜の敗退後、みなで誓った合言葉「夏に甲子園に戻ってくるぞ」は果たせなかった。 |