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北北海道ニュース

最後の夏、見えた課題 遠軽・西村優希投手

2007年07月17日

 140キロ超の直球と変化球。遠軽の主戦・西村優希投手(3年)は、その持ち球が決まらない。自身初の本塁打も浴びる。昨年の準優勝右腕が、初戦で旭川スタルヒン球場を去った。

写真旭川竜谷戦で投ゴロをさばく遠軽の西村投手=旭川スタルヒン

 1回、先頭打者への6球目が外れ、四球。変化球が外れる間に盗塁も決められたうえ、三塁打を浴びて失点する。

 2回は、連続三振などで失点ゼロに抑えたが、バントの構えから球を選ばれ、揺さぶられた。調子の上がらないのを見透かされたようで、「嫌な作戦だった」

 3回は、走者2人を置いて迎えた4番打者に、スライダーを外角に決めようとしたが「すっぽ抜けて」真ん中高めに入った。打球は左翼へ一直線。体を右に半回転させ、打球を目で追った後、快晴の天を大きく仰いだ。

 最後の夏に懸け、休養も取り、この日の試合に臨んだ。体も肩も軽く「行けるぞ」と思ったが、終盤まで調子が出なかった。「これまではむしろ、肩や体に疲労感があるほうが、制球が定まっていた」。そう思った時は、遅かった。

 速球を念頭に置いた打撃練習を重ねてきた旭川竜谷は、遠軽の主戦を巧みに攻略した。「すきを見て走る」「バントで揺さぶる」の基本の攻めも見せた。

 甲子園を目指し、1年秋から背負った背番号「1」。187センチ、体重77キロ。長い腕から振り下ろす、回転のいい球を武器に投げ続けた。プロが注目するが、「自分はまだまだと分かった」。最後の夏に、これからの課題を得た。

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