|
ここから本文エリア 長崎日大(長崎)ニュース 長崎日大 勢い加速 31年ぶり夏4強2007年08月21日 長崎日大が20日の準々決勝も快勝した。楊志館(大分)を相手に7―1。県勢の4強入りは、76年の海星以来31年ぶりだ。準決勝は21日の第2試合。相手は佐賀北。
◇ 「やっぱりな」 1回表、四球で塁に出た先頭打者の永田は、ベンチの金城監督が「盗塁」のサインを出すのを見てそう感じた。 対戦相手が決まった18日、金城監督は、大分の学校関係者や知人などに電話をかけ、楊志館について情報を集めた。 「捕手の肩はそれほどよくないようだ。次の試合は足を絡めて揺さぶるぞ」。試合前日夜のミーティング。金城監督は選手全員にこんな指示を出していた。 永田は初球、迷わず走った。相手は盗塁を想定しておらず、悠々とセーフ。その後、出口の犠打で三塁に進むと、上戸の左犠飛で本塁を踏んだ。 安打で出た4番でエースの浦口も盗塁を決め、曲渕の左前適時打で生還した。「作戦通りで先制。あれで、チームは勢いづいた」と永田。 ◇ 先発の浦口は、立ち上がりに乱れた。 1回裏、先頭の安部に右前安打を放たれ、松冨には左前安打を許した。味方の失策も絡み、1点を失った。 前日の練習では、投球数はわずか20球。疲れがたまり、直球が走っていなかった。 ただ、大きな試練はこの回だけ。その後は、スコアボードに「0」を刻んでいく。捕手の上戸が相手打線が一巡した3回裏から、変化球主体のリードに変えたためだ。 「『この回スライダーで攻めれば、次はカーブ主体で』と、回ごとに球種を変え、相手を揺さぶることにした」と上戸。3回裏、2死三塁のピンチも、相手の4番吉野から低めのカーブで空振り三振を奪うなどして、本塁を踏ませなかった。 ベンチから見ていた三塁コーチャーの浦は思った。「前の試合の疲れはあるようだが、リラックスして投げている。勝てるぞ」 ◇ 打線は回を重ねるたびに相手エースを打ち崩していく。 5回表、永田が左中間を抜ける三塁打を放つと、続く出口が直球を振り抜き、左前適時打。出口も曲渕の右前適時打で生還し、貴重な追加点を挙げた。7回にも曲渕の中越え適時二塁打で1点を追加した。 選手たちは、18、19の両日、宿泊先のホテルで楊志館戦のビデオを念入りに見た。相手エース甲斐の投球を分析するためだ。 「直球は前評判通り速い。だが時折、甘く真ん中に入るようだ」。そう思った2番出口は、すべて直球を狙い打ちにした。結果は、三塁打を含む3安打と大活躍だった。 ◇ 作戦通りの攻撃にエースの力投……。だが、試合終了後の金城監督の表情は厳しい。「スクイズのサインを見逃すなど、集中力が切れている」とチームの気を引き締めた。 次の試合は佐賀北だ。今夏の大会前に一度練習試合をして勝利している。ただ、主将の柴田は話した。「相手は試合ごとに強くなっている。前に勝ったことは意識せず、臨むだけだ」 |