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長崎日大(長崎)ニュース

長崎日大「ありがとう」 スタンドに響く

2007年08月22日

 無数の黄色のメガホンが、三塁側アルプスを埋めた。連日の試合で、選手を励ますために大声を出し続けた応援団たちは試合終了直後、しばらく言葉を失った。が、やがてスタンドは大きな拍手に覆われていった。「ありがとう」。健闘した選手らをたたえる声が響いた。

写真演奏で懸命に応援する吹奏楽部員たち=阪神甲子園球場で
写真試合が終わった瞬間、スタンドは静まりかえった=阪神甲子園球場で

 1回表 三塁側アルプス席では、応援団を率いる生徒会役員とチアリーダーが、円陣を組んで「よっしゃー、いくぞー」とかけ声をかけていた。役員の原千夏さん(16)は「日大らしい粘り強い野球ができれば、今日もきっと勝てる。応援の力で選手を後押ししたい」と気合十分。

 5回裏 佐賀北の先頭打者がセーフティーバントで出塁すると、応援席からは、「焦るな」と声が上がった。

 浦口侑希君の母、真紀子さんは、浦口君の投球をかたずをのんで見守った。20日夜に携帯で「甲子園を楽しんでね」とメールを送ると、「わかった」と返信があったという。「息子の調子が良いかどうかはわからないけど、みんなで打って守る日大野球をしてほしい」と真紀子さん。2死三塁の危機を乗り切ると、思わず立ち上がり、「やった!」。

 6回表 スクールカラーのピンクのポロシャツに、黄色の帽子をかぶった吹奏楽部員約70人が、応援を盛り上げる。長崎大会では準決勝から応援を始めたという。フルート担当の1年高比良智子さん(15)は「応援でも佐賀北には負けたくない」と話していた。

 8回表 1死一塁の場面で、次打者が内野ゴロに倒れ併殺に。応援席からは「ああ、もったいない」と嘆声。上戸彰君の母みどりさん(53)は、「昨日に比べ、チームに元気がないみたい。もっと声をかけ合って、投手をもり立ててあげないと」と少し不安げな様子。

 9回表 「さあ、いこう」と応援団が一斉に立ち上がった。1死、2死とアウトが増えていくたびに「まだまだ」「あきらめんなー」と声が飛ぶ。最後の打者が内野ゴロに倒れると、泣き出す生徒も。選手たちがスタンド前にあいさつに来ると、「ありがとう」「お前ら最高だ」と声が飛び、選手たちの健闘をたたえる拍手がわいた。


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