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松商学園(長野)ニュース

チーム支えた双子の球児 手塚将司君、恵司君

2007年08月10日

 松商学園にはずっとバッテリーを組んできた双子の選手がいる。投手の将司君と捕手の恵司君の「手塚兄弟」だ。ともにレギュラーにはなれなかったが、懸命にチームを支えた。3年生で、来春は別の進路を選ぶ。同じチームでプレーできる最後の夏だった。

写真下級生にノックを打つ手塚将司君(左)と見守る恵司君=7月31日、松本市県3丁目の松商学園グラウンドで

 恵司君は8回に代打で出場、好走塁を見せた。アルプス席で応援した将司君は「自分の打席のように緊張しました」。

 小学校高学年からのバッテリー。高2の秋にはともにベンチ入りできなかったが、恵司君は今春から11打数連続安打を記録し、背番号17をもらった。将司君は、昼は練習で捕手や内野手を務め、夜は相手チームのデータを分析してきた。

 恵司君は卒業後、就職する気だったが、ベンチ入りを果たしたことで大学に進みプレーを続けたくなった。試合後、泥だらけの顔で号泣。「これからも選手としてがんばり、悔いを晴らしたい」と言った。

 一方の将司君はチームの甲子園行きが決まった翌日、リトルリーグ時代の恩師を訪ね、「卒業したら、働きながらコーチをやりたい」と伝えた。毎日5キロ、多いときには15キロ走ってきた。「努力は、これ以上できないほどしたと言える」

 いつしか、少年選手を育てたいという思いがわいてきた。「子どもの心に火をつけるような教え方をしたい」と言う。「両親はおれたち兄弟を私立に入れ、野球をさせてくれた。今度はおれが家計を支え、恵司には選手を続けてほしい」

 卒業後は別々の道。「同じ夢を追えなくなるのは寂しいけど、自立して1人でやり抜きたい」。そうふたりは口をそろえた。


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