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長野ニュース

高校再編で初の3連合チーム

2007年06月26日

 7月14日に開幕する全国高校野球選手権長野大会は、30日に組み合わせ抽選会を迎える。県立高校の再編で今春、3校の統合校が誕生し、2、3年生のいる従来の高校との「連合チーム」が県内で初めて3チーム登場する。慣れ親しんだ校名での出場が最後になるかもしれない高校、部員不足ながらも「単独出場」を目指す高校――。それぞれの事情はあるものの、選手たちのグラウンドにかける思いは熱い。

写真連合チーム「木曽青峰」として、これまでのユニホームで練習試合に出た木曽山林の選手(中央)と木曽の選手=24日、上田市内で

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■飯山南・飯山 共に学び練習

 飯山照丘と飯山南が統合されて誕生した飯山。1年生のみが在籍し、飯山南の2、3年生と同じ敷地の校舎で学ぶ。

 飯山の1年生部員は16人で、人数的には単独でも出場できる。ただ、飯山南の2、3年生31人とは日ごろから「先輩」として、同じグラウンドで一緒に練習している。

 長野大会で参加登録できる選手は18人。飯山南の2、3年生が10人以上ベンチに入れない事情も考慮して、1年生だけの飯山の単独出場は見送り、連合チームでの出場に落ち着いた。

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■飯山照丘 「助っ人」登場

 一方、単独で出場する飯山照丘。2月の時点で、野球部員は土屋健太主将の1人だけだった。統合で新入生はゼロ。飯山南との連合チームも考えたが、籔下享士監督と二人三脚でほかの運動部などから「助っ人」を募り、何とか参加意思表明までこぎつけた。

 とはいえ、上島清文校長は「硬球に慣れていない子が多く、心配もある」と打ち明ける。サッカー部からの高橋典道選手は「サッカー部の試合も土屋に手伝ってもらった。出場して、恩返ししたい」と意気込む。

 県の推計によると、10年前の飯山市の14歳人口は約370人だった。今年4月現在で262人に減少。10年後に高校入学期を迎える4歳児は169人と、少子化の傾向が顕著になっている。

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■木曽青峰 多い顔見知り

 「木曽青峰」は、統合でできた木曽青峰と、木曽、木曽山林の3校による連合チームだ。

 木曽山林はこれまで部員不足に悩んでいた。夏の大会後に3年生が引退すると、9人を割り込むことが数年続いた。

 木曽山林に通う3年生の湯沢雅成選手は「統合前は1年生の勧誘に苦労した。連合チームは、同じ木曽地域の中学出身者で知っている人も多い。友だちが増えた」と喜び、大会開幕を心待ちにしている。

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■中野実・立志館 地域で大声援

 学校設立以来101年の伝統を誇る中野実。中野と統合して中野立志館が誕生した。スキー部が91年から全国3連覇するなど、スポーツ校として名高い。そのせいか、OBや保護者の野球部にかける視線も熱い。

 連合チーム「中野実・立志館」の関野充則主将には、忘れられない打席があるという。昨年10月の山梨県の強豪校との練習試合。一打サヨナラの場面でバッターボックスに立った。結果は内角の直球に空振り三振。力みがあった。

 応援に来てくれた先輩の親が近づいて言った。「惜しかったな。でも、あの打席は財産になる」

 公式戦はもちろん、練習試合にもたくさんの親やOBが駆けつけて応援し、時にはげきを飛ばす。いつもそんな風に見守られてきた中野実の選手たち。夏の大会後は中野と3校の連合チームになる予定。チーム名に「中野実」の名が消える可能性もある。

 「今年が『中野実』で出場する最後の機会になるかもしれない。みんなの記憶に、その校名を刻み込みたい」と、関野主将は願っている。

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