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ここから本文エリア 日南学園(宮崎)ニュース 日南学園、底力みせV 宮崎大会2007年07月27日 投打に安定した力を発揮した日南学園が、参加53校の頂点に立った。炎天下、サンマリンスタジアム宮崎で行われた決勝。日南学園は、序盤に先行した都城商に追いつき、追い越し、4年ぶり5回目の夏の甲子園出場を決めた。都城商は26年ぶりの「栄冠」に迫りながら、あと一歩及ばなかった。全国高校野球選手権大会は8月8日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。
◆9回勝ち越し振り切る
序盤に3点を先行される苦しい展開。同点に追いついた後、再度リードされたが、底力を見せた日南学園が9回についに勝ち越し、そのまま都城商を振り切った。 同点で迎えた9回、2者が凡打で倒れた後、中本が四球で出塁。大松の中前安打で、中本が果敢に三塁を狙い一、三塁と好機を広げた。 打席に入った6番中崎は「最初のストライクを絶対打ってやる」。2球目の内角の直球を振り抜いた。打った瞬間に「抜ける」と手応えを感じた打球は、右中間を深々と破った。走者一掃の2点適時三塁打。三塁に滑り込むと、高々と左手を掲げ「よっしゃー」と雄たけびを上げた。 前日の準決勝では初回に2点適時三塁打を放ち、勝利を呼び込んだ。連日の活躍に中崎は試合後、「いい場面で回ってきた。目立ててよかった」とおどけた。小川監督は「器用で芸術家肌。この大会は中崎で勝てたようなものだ」と2年生のラッキーボーイをたたえた。 ◇ 「おかしい。直球が走っていない。疲れはたまっていないはずなのに」。先発した日南学園の有馬は試合前、ブルペンで投げている時に体に違和感を感じた。準決勝は休養し、2試合ぶりの先発だ。初戦の2回戦と準々決勝の計16イニングで失点は2、21個の三振を奪うなど、好調を続けていた。 結局、違和感を抱えたまま登板し、2回に3失点。調子が戻らないまま6回にも1点を失い、7回に2番手中崎と交代した。「頑張ってくれ」と声をかけ、球を託した。 有馬は今春からエースナンバーの背番号1をつけている。それまでは中崎がつけていた。「あいつには負けたくない」と意識しあうライバル同士。マウンドに立った中崎は気迫の投球で、得点を許さなかった。9回、中崎が最後の打者を三振に打ち取ると、2人の2年生投手は抱き合って継投での勝利を喜んだ。 ◇ 先手をとったのは都城商。2回、先頭の柏田が敵失で出塁。犠打と四球、さらに内野安打で1死満塁とした。 打席に向かう主将の成山に、原田監督が発破をかけた。「思いっきり打ってこい」。走者一掃の3点適時二塁打。原田監督は「最後まで主将としてチームを引っ張ってくれた」と喜んだ。 5回に同点に追いつかれたが、6回に敵失や犠打、福島の左前安打、成山の右犠飛で再び1点を勝ち越した。だが、7回以降は相手2番手中崎に抑えられ無得点。逆転を許し、9回の最後の反撃もならなかった。 継投した永吉、金田は内角を攻める強気の投球で力投したが、日南学園打線に押し切られた。
◆1点返しリズム乗る 日南学園・小川茂仁監督 序盤で先制されたが、選手は慌てずに冷静だった。4回に西井の犠飛で1点を返し、リズムがよくなった。都城商には昨年夏の大会でコールド負けしたが、その悔しさをバネに戦った。本来は堅実な守備陣が、きょうは3失策。全国大会までに基本動作を見直したい。投手もそろっているので、どこまでいけるか楽しみだ。
◆必死に食らいついた 日南学園・中本翔太主将 序盤のミスで都城商に先制されたが、何点とられてもひっくり返せると信じていた。必死に食らいつき、あきらめなかったのがよかった。2年生の有馬と中崎はしっかり投げてくれた。甲子園を目標にしてきたが、出場を決めた以上は優勝を目指す。相手は強豪校ばかりだが、粘りの野球で自分たちの力を出し切りたい。 日南学園・小川茂仁監督 序盤で先制されたが、選手は慌てずに冷静だった。4回に西井の犠飛で1点を返し、リズムがよくなった。都城商には昨年夏の大会でコールド負けしたが、その悔しさをバネに戦った。本来は堅実な守備陣が、きょうは3失策。全国大会までに基本動作を見直したい。投手もそろっているので、どこまでいけるか楽しみだ。 |