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ここから本文エリア 宮城ニュース 育成功労賞の吉田さん始球式2007年07月11日 今にも雨が降り出しそうなフルスタ宮城。昨夏の覇者、仙台育英を先頭に、開会式の入場行進が始まった。全80校の選手たちが「イチ、ニ。イチ、ニ」と、梅雨空を吹き飛ばすような大きな声を球場に響かせた。
高校名がアナウンスされるごとに、スタンドの部員や保護者は大きな拍手。そんな中、開幕戦を戦う松山の行進を見つめていたのは、学校の近所の小野寺京子さん(58)。約100人がバスや自家用車で球場に駆けつけた。「開幕戦なのでこちらまで緊張します」とソワソワした様子だった。 一方、初出場の東北生文大。開会式前日、12人の選手は、練習後に行進の居残り練習を行ったという。「他校に劣らないことを見せたい」という青葉昌士主将の言葉通り、整然とした足の上げ方、腕の振り方でスタンドをわかせた。 プラカードを先頭に、選手らが整列すると、県高校野球連盟の高橋俊郎会長がグラウンドの壇上に。「この大会を目標に、体力を向上させ、技術を進歩させ、心を磨いてきた。その力をグラウンドで示して下さい」と選手らを激励した。 開幕試合の松山―宮城農戦を前に、始球式も行われた。登板したのは優れた指導者に贈られる「育成功労賞」を今年、受けた元白石工監督の吉田義徳さん(64)。 実は吉田さんは高1で野球部を辞めたため、フルスタ宮城(旧県営球場)での投球は初めて。不安だったという投球は、やや山なりになりながらもストライクに収まった。投球後、安心した顔で「出場選手にはぜひ、燃え尽きてほしい。私も今日は、燃え尽きたかな」。 |