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ここから本文エリア 宇治山田商(三重)ニュース 宇治山田商、1勝に執念を 三重代表9年連続初戦敗退2007年08月18日 甲子園での1勝は今年も遠かった――。第89回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)に4年ぶり3回目の出場を果たした宇治山田商は、佐賀北に引き分け再試合の末、1―9で敗れた。記憶に残る試合。その戦いぶりを振り返る。
三重大会では投手力を中心に堅守で頂点を極めた宇治山田商。だが、甲子園では、佐賀北のすきのない守備や打力、そして「1球に対する執念」の前に敗れた。 出場49校の最後となる大会7日目という試合日程に、選手の体調管理やモチベーションの維持が求められた。さらに佐賀北は1回戦を突破し、場にも慣れ勢いもあった。 中居誠監督は初戦の前、「投手を中心に失点を防ぎ、守備から攻撃につなげる。先制して守り勝つ」とした。 佐賀北も2投手を擁し、佐賀大会では5試合すべてを3失点以下に抑えた守りのチーム。宇治山田商とタイプが似ていた。 14日の初戦、宇治山田商は硬さがみられた。「気持ちで勝ちきれなかった」と中居監督。その反省から、守備のミスで失点をしないことを徹底、手が出なかったアウトコース対策を施して臨んだ再試合だった。 だが中盤、守備の乱れから緊張の糸が切れると、佐賀北の猛攻になすすべもなかった。中居監督は「勝負への執念と打撃力のなさ。普段出来ているプレーが出来なかった」と省みる。 有利と言われた投手力。だが、2試合での四死球は佐賀北7、宇治山田商18。制球の乱れが響いた。 打撃でも、「追い込まれると決め球に手も足も出なかった」と中居監督。ファウルなどで粘り、投手にプレッシャーをかけ続けた佐賀北とは対照的だった。「1球に食らいつく姿勢は相手が上だった」と中居監督は話す。 だが、成長もあった。再試合では、自分たちのプレーを貫こうとする姿勢が見えた。初戦で4だった失策は2に減った。 三重勢は夏の甲子園で9年連続で勝てなかった。遠のいた1勝を現実に引き戻すには「練習の意識を変えていくことが必要」と中居監督は指摘する。「甲子園の厳しい試合と同じような練習をできるかが重要」 全国で通用するチームになるには、勝負への執念と練習の意識の高さに加え、普段のプレーを大舞台でも発揮する強い精神力が必要だ。今回の経験を糧に、来夏につなげてほしい。 |