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ここから本文エリア 熊本ニュース 4番の重責 黙々練習 熊本学園大付・山野俊平一塁手2007年07月21日 3点を追う8回裏。再び満塁の好機を得た。打たなければ――。そう思い、力みが生じた。内角高めの直球をたたいた直後、打ち上げたと分かった。「4番が打てなくて申し訳ない」。ベンチに戻って反省を口にした。
3月の鹿児島遠征で放った本塁打の感触が忘れられなかった。「夏に本塁打を」。チームの勝利と同時に、それを目標にした。 新チーム結成時から不動の4番。入部時は体重82キロだったが、腰の回転速度を上げるため、体を絞った。夏も長袖のアンダーシャツを着て走り込み、76キロまで落とした。春からは始業前にトレーニング室にこもり、筋力トレーニングに励んだ。 16日の氷川戦は2本塁打。前夜、野球審判員の父昭範さん(46)から「上から球を見るんだ」と助言を受けていた。個人の目標は果たせた。 20日の試合まで緩い投球マシンを打撃練習に使い、本塁打の感覚を維持してきたはずだった。5回のグラウンド整備中、スタンドの昭範さんから再び助言を受けた。 結果は出せなかった。それでもチームは最後まで粘り、声を出した。「これまでの試合で一番楽しかった」。仲間との奮闘に充実感を覚えた。 |