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ここから本文エリア 神奈川ニュース 病気から復帰、打撃で恩返し 横須賀総合・中西銀河選手2007年07月19日 6点リードの7回、1死一塁。横須賀総合の中西銀河君(3年)が代打で登場した。2―2と追い込まれた5球目。芯でとらえたが打球はやや上がりすぎて、中堅手のグラブにおさまった。一瞬、悔しい表情をみせたがベンチに戻り、再び応援の声を張り上げた。
代打として期待される中西君だが、一時は病気で野球ができなかった。 体の変調に気づいたのは1年生の秋。最初はただの寒気だった。1カ月たっても調子が戻らず、病院の検査で「起立性調節障害」と分かった。成長期にまれにおこる自律神経系の病気だった。 最初は週に数日休みながら、何とか学校に通った。いつもは歩いて20分の通学路も1時間半かかる。大好きな野球をできない悔しさが募ったが、「グラウンドで待っている。また一緒に野球やろうな」と、石井洋監督がかけてくれた言葉が中西君を支えた。 練習に復帰したのは2年生の9月。キャッチボールをしても以前のようには球が投げられず、バットを持っても球を見極められない。ショックだったが、あきらめなかった。「夏の大会に出て、支えてくれた人へ恩返ししたい」。黙々とバットを振り続けた。 3年生になり、打撃を買われてベンチ入りを果たした。横須賀総合にとっての大事な初戦。「なんとか1点欲しくて銀河を送った」と石井監督。チームはコールド勝ちを決め、中西君も仲間と抱き合った。 「次はもっと大事な場面で回ってくる。そのときはまた思い切り振りたい」と笑った。 |