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ここから本文エリア 鹿児島ニュース 「最高の思い出に」 大敗も晴れやか 栗野工・原口君2007年07月14日 「長かった」
栗野工の3年生エース原口龍馬君(17)は1回から制球に苦しんだ。 内野安打を挟んで4四球。押し出しで2点を与え、さらに7連打を浴びるなどして13点を取られた。その間、打者18人に相対し、1時間以上を要した。 しかし、気持ちは晴れやかだった。「これが甲子園に行くチームか」。樟南との対戦に気持ちが高ぶっていた。12年ぶりに夏の大会で初戦を突破してつかんだ対戦だった。 昨夏もエースだったが、うまく投げられず先輩に申し訳ない思いが残った。新チームになると監督から主将と4番も任された。「お前しかいない」。監督の言葉に、ひたすら走り込みをしてスタミナをつけた。 試合は5回コールド負け。終わってみれば0―27。この日は調子が悪く、高めに浮いた球をことごとく安打にされた。投球内容は不本意だった。だが、「楽しかった」と一言。 「最後は強いチームと対戦したかった。樟南は1番から9番まで良いバッターばかり。甘い球を投げれば打たれる。気が抜くところがなくすごいと思った」。興奮気味に試合を振り返った。 卒業後は就職する。野球はできなくなりそうだが、「最高の思い出になった」と笑顔で球場を後にした。 |