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ここから本文エリア 尽誠学園(香川)ニュース 尽誠学園、最後まで粘り忘れず2007年08月11日 第89回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高野連主催)に3年ぶり10回目の出場を果たした尽誠学園は9日の1回戦で智弁学園(奈良)に2―12で敗れた。それでもこの試合、大量リードされた7回に2点を返し、9回には1死満塁のチャンスを作るなど、香川大会を勝ち抜く原動力となった粘り強さを見せてくれた。
捕手の馳平直也が「甲子園には魔物がすんでいた」と話したように、選手たちの動きは普段と違った。香川大会5試合で3失策と守備は堅実だったが、智弁学園戦は4失策を記録。上々の立ち上がりだったエース藤井勇也は3回から突如制球が乱れ、5回までに1本塁打を含む被安打7、5四球、8失点と崩れた。 攻撃では、古川智大主将が「自分たちらしさが出た」と言うように、終盤に息を吹き返す。7回に赤穂大樹の適時二塁打で2点を返し、8回には途中出場の織部勇太、代打の岡本藍掌(らんしょう)の連打などで2死一、三塁、9回にも1死満塁のチャンスを作るなど、「最後まであきらめない」という姿勢を忘れなかった。 選手たちは善通寺市の学校を4日に出発し、大阪市内の宿舎に入った。毎日2時間と限られた練習のため、バスで往復2時間以上かけて練習場に通った。だが、「いつも通り」を忘れずにと、短い練習時間を割いて球場の周りを清掃したり、グラウンド整備を入念にやったりした。 部員の多くが生活する立志寮では今春、「日本一の寮を目指す」という目標を立て、あいさつや生活習慣を見直し、日々の生活態度をただしていった。香川大会で昨年優勝の香川西など実力あるチームを破って優勝したのはその成果の表れだと選手たちは考えている。寮長の道下秀明は「後輩たちは次の寮長を中心に寮生活を大切にしてほしい。それは必ず勝利につながり、僕たちができなかった甲子園1勝に近づくはずだ」と話す。 下山優監督は「なぜ負けてしまったかを反省してほしい。野球の技術だけではなく、10点差を埋めるために何が必要だったのか、考え直してほしい。今回は10点差で負けたが、よく頑張ったと言われるような人間になってほしい」とのメッセージを送った。 |