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ここから本文エリア 星稜(石川)ニュース 星稜応援団 夢一丸 アルプス埋めた黄色の波2007年08月14日 真っ青な空の下、星稜のアルプススタンドが“黄色い大観衆”で埋め尽くされた。学校側から繰り出した応援団はバス約50台、総勢約2700人。ほかにも多くの星稜ファンが詰めかけた。
選手の保護者たちは、甲子園出場が決まってから作ったというそろいの星稜カラー、黄色のTシャツとタオルで応援に臨んだ。道路渋滞でバスが遅れ、甲子園球場に到着したのは第3試合開始の約30分前。島内宏明主将の父宏史さん(44)は「間に合ってよかった」と胸をなで下ろし、「今日は小学3年から野球を始めた息子の夢の舞台。小さい頃は一緒に練習したこともある。最近はそんなこともなくなったけど感慨深いなあ」と、試合が始まったばかりのグラウンドを眺めながら、うれしそうに話した。 3回の先制点。控え部員たちに交じって大喜びしていたのは野球部OBで北川監督の長男・竜乃介さん(19)。竜乃介さんは2年の時に春の選抜大会に8年ぶりの出場を果たした。「やっぱり夏は雰囲気が違って興奮する。とりあえず1点先制したので、この勢いで強気で攻めたらいける」 逆転されて2点差をつけられた7回にも、「緊張すると思うけど、応援を味方につけてもらえれば」と、救援で登板した高橋康平投手へ“高橋コール”を送っていた。 西川大貴三塁手の妹真央さん(16)の足首には自作の黄色、橙(だいだい)色、青色の糸で編んだミサンガが結んであった。西川選手にもプレゼントし、おそろいで身につけたという。「県大会でもつけていて優勝できたから、今日だって勝てる」と、祈るようにプレーを見つめていた。 最終回、三者三振に打ちとられ、1―3で試合終了。星稜スタンドの観衆は一斉に肩を落とし、涙を見せる生徒もいた。しかし、選手たちが整列してスタンドに一礼すると、ため息は温かい拍手に変わった。 私設応援団長として応援をリードし続けた村田凱生(よしお)さん(63)は「9年ぶりの出場という歴史に残る戦いで正々堂々と頑張ってくれた。ほんとにいい試合だった。選手たちには“ありがとう”の一言です」。涙で目を赤く腫らしながら、笑顔を見せた。 |