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ここから本文エリア 星稜(石川)ニュース 星稜、9年ぶりに「伝統の行進」 開会式2007年08月09日 伝統の行進を再び甲子園で――。8日に開幕した第89回全国高校野球選手権大会で、石川代表の星稜の選手18人は、3万7000人の大観衆が見守る阪神甲子園球場で行進した。新しいユニホームは光を浴びてキラキラと輝き、選手たちは「いち、にー」のかけ声に合わせて甲子園の土をしっかりと踏みしめて歩いた。
星稜の行進は、伝統として受け継がれてきた。選手たちは前々日から夕食後に30分ほど行進を練習した。1列3人ずつで「ひじが曲がってる」「腕に力を入れて、肩のラインで止めるんや」などと互いに注意し合い、きれいにできていない組は周りから合格点が出るまで行進を繰り返した。行進が初めての1年生には他の17人が囲んで腕の上げ方や姿勢を教え込んだ。ホームベース付近の右折をイメージして、角を曲がる練習もした。 同校OBの林和成部長(32)が現役の頃も、山下智茂監督(現総監督)に「そっから試合が始まっとるんや」と言われ、練習したという。「行進をしっかりしてほしいというのはOBみんなの願いですね」 練習の成果が実り、本番は堂々とした行進を披露し、観客からも盛大な拍手が送られた。観客席から双眼鏡を手に見守った北川良監督は「きれいによくできていた」とにっこり。林部長も「49校の中で一番」とうれしそうだった。 観客の声にかき消されないよう、大きなかけ声を心がけたという平野裕和君(3年)は「星稜への声援が聞こえた。いい行進ができたので、よかったです」と笑顔を見せた。石川大会の優勝旗を手に先頭を歩いた島内宏明主将は「お客さんもたくさんいて、こういう中で早くプレーしたいなと思った」と、甲子園球場に立った実感をかみしめていた。 |