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石川ニュース

エース悔しい失点 県工・山口嵩之投手

2007年07月27日

 直球は最速140キロ超。今大会屈指の好投手と注目された県工のエース山口嵩之投手は敗戦が決まった試合後、ベンチ前で泣き崩れたまま立ち上がることができなかった。仲間に何度も「ごめん」と謝るだけだった。

写真県工・山口嵩之投手=県立

 3点リードで迎えた6回、救援で登板して、いきなり三者連続三振。思い通りの投球に自然とガッツポーズが出た。しかし7回、制球が乱れ、味方の失策も重なった。被安打3四死球5。大量失点で逆転を許した。

 「普段どおりに」と、自分に言い聞かせようとすればするほど気持ちが空回りし、制球が定まらなくなった。そんな時、「信頼しろ」と野手が叫ぶ声が聞こえた。「気持ちで負けてたわけじゃない。仲間を信じて、勝負にいくつもりで投げた」と山口投手。

 しかし、8回も2死から4安打を浴びた。チームは5点差で予想外の大敗を喫した。甲子園への夢が断たれた。

 「みんなに申し訳ない。こんなところで負けるチームじゃない」。ロッカールームで悔しさに肩を震わせた。でも、逃げなかった自分と、共に戦ってきたチームには誇りが持てる。「今まで必死でやってきた。自分が、勝負に負けました」。はっきりとした声で言い切った。


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