ここから本文エリア

広陵(広島)ニュース

広陵全開、好守に着実 出場17人、持ち味を発揮

2007年08月17日

 第89回全国高校野球選手権大会第9日の16日、広陵は東福岡(福岡)と対戦した。序盤からリードを奪い、中盤以降も着実に加点。手堅い守備と投手陣の継投で反撃を抑え、14―2で快勝した。広陵は第11日の18日、第4試合で聖光学院(福島)と8強入りをかけて対戦する。

写真8回表広陵1死三塁、櫟浦は中前適時打を放つ=阪神甲子園球場で

 ◎…18安打で14得点をあげた広陵打線。猛攻ののろしを上げたのは、1回戦で3打数無安打に終わった有水だった。

 1回、四球の走者を2人置き、2死一、三塁。有水は、好機で1回に打席に立つのは「(1回戦の)駒苫戦と同じだ」と思った。1回戦でも1回に2死一、二塁で打席に入り、力みすぎて三振に倒れていた。同じ失敗は繰り返さないよう「力を抜いて逆方向(流し打ち)を意識して」バットを振った。打球は一、二塁間を抜け、先制の適時打となった。

 「やっとチームに貢献できた」と笑顔で話した有水。広島大会準決勝の如水館戦では、左翼の守備で失策。交代させられ、ベンチに戻ると涙を流した。泣きながらエースの野村に謝ると、胸ぐらをつかまれ、怒鳴られた。「試合中に泣くな」。戦う気持ちをたたき込まれた。

 2回の打席では右ひざに死球を受けたが、痛みをこらえて出場を続けた。4、5回の打席ではいずれも安打。足が腫れてきたために6回途中で交代した。「最後まで出ていたかったが、交代もチームのため。勝ててよかった」

 ◎…先発の野村は6回途中まで投げて被安打5、失点2。内角への直球と低めの変化球をテンポ良く投げ込み、東福岡打線に的を絞らせなかった。「味方が先制してくれたからいいリズムで入れた」と野村。5回には3安打を浴びて2点を失ったが、二塁手林と一塁手福田の好守に支えられた。野村は「周りを信頼していた。打たせてとろうと思っていた」。林は「自分は打撃よりも守備でメンバーに入っている。やるべきことをやっただけ」と話していた。

 ◎…大量リードの展開でメンバー18人中17人が出場し、それぞれの持ち味を発揮した。

 6回途中から登板した森宗は、落差の大きいカーブを効果的に使い、8回までを被安打2、失点0。春の選抜大会ではメンバーから外れた悔しい思いをバネに甲子園のマウンドを目指した。「チャンスをもらえてうれしい。甲子園のマウンドは、思ったよりも広かった」

 9回には前田が登板。安定した投球で2三振を奪って最後を締めた。「気持ちよかった。次は接戦で投げてみたい」と晴れ晴れとした表情で言った。

 メンバーで唯一の1年生、石畑も9回に代打で出場。初球を思い切り良く振り抜き、左翼線際への二塁打を放った。石畑は「最初のストライクを狙っていた。先輩たちのおかげです」と興奮ぎみに話していた。


ここから広告です
広告終わり

このページのトップに戻る