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ここから本文エリア 広陵(広島)ニュース 広陵 堂々8強 序盤集中打で勢い2007年08月19日 いよいよ8強だ――。大会第11日の18日、広陵は3回戦で聖光学院(福島)と対戦した。序盤に下位打線からの集中打で6点をリード。終盤にも2点を加えて8―2で快勝し、5年ぶりの8強入りを決めた。広陵は19日、第2試合で今治西(愛媛)と準々決勝を戦う。
先発の野村は、直球とスライダーのコンビネーションが本来の持ち味。この夏は新たな武器「スローボール」を手に入れた。 速球と同じフォームから投じられる球は、約40キロも遅い100キロ未満。打ち気にはやる打者はタイミングを外され、思わず見逃してしまう。 野村は選抜大会の準々決勝、帝京戦でスライダーをねらい打たれ、投球の幅を広げる必要性を感じて広島大会の直前にスローボールの練習を積んだ。 広島大会3回戦の高陽東戦で初めて投げ、試合を重ねるごとにその確実性は増している。 この日の試合でも約5球投げ、「全部見逃しのストライク」だったという。6回1/3を投げ被安打3、四死球0、失点0。連打を許さず、一度も三塁を踏ませなかった。相手打線を寄せ付けない投球でチームに流れを呼び込んだ。野村は「いろんな球種の球でカウントを稼げたのが良かった」と話した。 準々決勝の相手は、昨年の練習試合で負けている今治西(愛媛)。相手のエースで4番・熊代に2点本塁打を浴びたという野村は「次は絶対に勝ちます」と言い切った。
9回裏2死、あと1人で勝ちが決まる場面で、マウンドに登ったのは、背番号「18」の上本健。上本健は、甲子園期間中の練習で打撃練習用投手を務め、自らの投球練習はしていない。連日200〜300球ほど投げ、「肩は常に重い状態」という。 マウンドでの投球練習でも「かなりやばい」と感じたが、何も考えずに思い切り投げ込んだ。2球目のカーブで打者を右直に打ち取り、試合終了。「気持ちが乗ってて楽しかった。みんなに感謝です」と話し、流れる汗をぬぐった。
試合中、中井哲之監督が体調を崩し、一時退席するアクシデントがあった。その間は、選手たちが自ら犠打や盗塁などの合図を出し合い、普段通りのプレーを貫いた。 5回、無死一塁で犠打を決めた野村は「中井先生には静かにベンチに座っててもらって、自分たちだけでやってやろうと思っていた」。2盗塁の上本崇は「盗塁はすべてノーサイン。いつも通りに自分たちでやった」。主将の土生は「雑なプレーはせず、考える野球をやった。監督の胃の痛くならない試合を心がけた」と話していた。 試合後のインタビューで中井監督は「すべて選手たちのおかげ。とりあえず、ありがとうと言いたい」と話した。 |