|
ここから本文エリア 前橋商(群馬)ニュース 群馬大会、激戦の13日間 2年生投手の活躍目立つ2007年07月29日 第89回全国高校野球選手権群馬大会(朝日新聞社、県高野連主催)は、ノーシードから勝ち上がった前橋商が、勝ち進むに連れて力をつけ、決勝では、大会前に優勝候補の一番手に挙げられていた桐生第一に対し堂々の逆転勝ちをおさめ、優勝した。今月7日から始まり、13日間にわたった激戦のあとを振り返る。 ◇ 大会前半で活躍が目立ったのがまず富岡実。1回戦で富岡に競り勝つと、2回戦では藤岡中央に8回に同点に追いつかれる展開となったが、9回に2点を入れて逃げ切った。さらに、3回戦では強豪東農大二を苦しめ、先行し、逆転された後も1点差にまで迫った。この陰に、2年生投手折茂宏明君の力投があった。 館林商工は3回戦で前橋工と対戦し、早川徹君(2年)の満塁本塁打などで7点を取り、8回コールド勝ちした。前橋工もよく鍛えられた好チームだったが、満塁本塁打で浮足立ち、本来の力を発揮できなかったのが惜しまれる。 その館林商工を4回戦で破ったのが西邑楽。76年の野球部創立以来初のベスト8入りをした。ここも2年生投手寺岡壮太君が快進撃の立役者だった。 今大会では前半、緊迫した試合を展開しながら、いったん点を入れられると一挙に点差を開けられ、コールド試合となるケースが見受けられた。だが、西邑楽は準々決勝で桐生第一に7回に6点を取られながら、8、9回を0点に抑えたのは見ていて気持ちよかった。来年の大会につなぐ踏ん張りだった。 健大高崎も01年の創部以来、初めてベスト8入りした。準々決勝では昨年秋の県大会では勝った高崎商と対戦した。1点を先行したものの、逆転された。しかし、9回1点をかえしてなお、2死満塁まで攻めた粘りは見事だった。 伝統校前橋は今大会も好チームだった。準々決勝では、前橋商を相手に2点を先行したが逆転負けした。 前橋育英は力強いチームだった。太田東、伊勢崎商、前橋南、桐生市商にいずれもコールド勝ちしてベスト4に入った。準決勝の桐生第一戦は、4番藤生太佑君(3年)の大飛球を中堅手伊藤彰大君(3年)に好捕されたのが痛かった。あの一打が抜けていれば、十分に勝機はあったはずだ。 同じくベスト4の高崎商は捕手で4番の真砂将広君(3年)を中心によくまとまっていた。 準優勝の桐生第一は好投手藤岡貴裕君(3年)を擁したよく鍛えられたチーム。桐生第一はこれまで決勝に8回進出して、常に勝っていたが、今回は前橋商に力負けした。 前橋商は大会前、ノーシードであることもあって、あまり注目されていなかったが、大会中にも力をつけていった。主将の樺沢健君(3年)を中心によくまとまり、エースの佐々木和寛君(3年)の好投が光った。 このほか、館林、伊勢崎清明、利根商、沼田、桐生などが印象に残った。 今大会は高崎商の堤雅貴君、桐生市商の田面巧二郎君ら、2年生投手の活躍が目を引いた。彼らの来年、第90回大会での活躍を期待したい。 |