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ここから本文エリア 大垣日大(岐阜)ニュース アルプス席 沸き、泣き、たたえた2007年08月21日 1回 試合開始と同時に吹奏楽部の演奏がスタート。65年の創部から長く顧問を務めた今井英昭さん(64)も、若い部員に交じってトランペットを吹いた。「指揮より演奏する方が応援している実感がわく。座って体力を温存しているから決勝まで大丈夫」
2回 アルプス席最上段ではためく校旗。旗手は生徒会の荒木正広君(3年)と高見龍有君(3年)が交代で務めた。新調した旗ざおの長さは2倍の5メートル。浜風に負けないよう全身で旗を支えた。「選手に向けて旗を振って応援したい気分」 3回 吉岡規仁君(2年)の適時打で1点先制。「待ってました」とばかりに、野球部員たちが肩を組んで「学校応援歌」を響かせた。 ♪揖斐銀鱗(ぎんりん)の若鮎(わかあゆ)と舞え 行け行け日大 大垣日大 点を取ると歌う「お約束」の応援歌。スタンドは最高にわき上がる。控えの野球部員の西脇佑樹君(3年)は「歌詞があやふやなところもあるけど、盛り上がればいい。この流れなら、今日は何回も歌える」。 4回 リードしたまま中盤へ。アルプス席の中段で生徒と同じピンクのTシャツ姿で応援していたのは選手の父母たち。3回に適時打を放った吉岡君の母恵美さん(36)の姿も。「今日ものり(規仁)はノリノリです」と興奮冷めやらぬ様子。 5回 森田貴之投手(3年)が連打を浴びて同点。母美記子さんの遺影を隣に置いて見守る森田君の父英文さん(56)は、マウンドの森田君をじっと見つめた。スコアボードに目をやった直後、さらに安打を打たれ逆転を許す。「下位打線で緊張が抜けたように見えた。まだ大丈夫」 6回 逆転された直後の攻撃開始。沈みそうなムードを振り払おうと、ユニホーム姿の野球部員たちがアルプス席を必死に盛り上げた。小川公佑君(2年)は「来年こそはメンバーに入り、ここでプレーしたい」。真剣なまなざしをグラウンドに注いでいた。 7回 三者凡退。丸山和美校長は「四死球でも失策でもいいから、相手のペースを崩したいな」と険しい表情。近くでは、ひと足先に4強入りした長崎日大の生徒ら21人も友情応援。応援団長の松村貴之君(3年)は「決勝で日大対決が見たい」。 8回 瑞穂市から来た鈴木爽一郎君(8)は、ピンクの字で「日大」と書いたハチマキに「OGAKI」とプリントされたTシャツ姿。練習を見に行ってファンになり、選抜から何度も応援に来ている鈴木君は、控えの部員とも顔なじみ。帽子のつばには箕浦君のサイン。「優勝したい」 9回 3年生のチアリーダー10人は目に涙を浮かべての応援。選抜のために結成した。受験勉強などもあり岐阜大会は後輩に譲ったが、夏の甲子園で復帰した。試合に敗れ、観客席に駆け寄った選手たちに、青木美佳さん(3年)と正岡美樹さん(3年)は泣きじゃくりながら感謝の言葉。「高校最後の夏に、甲子園に連れてきてくれてありがとう」 |