見てくれましたか。文星芸大付・佐藤投手と今治西・熊代選手の内角ストレート対決。あの決勝本塁打は、内角ストレートでした。熊代選手が「カウントが0−2になったので、佐藤君は絶対に内角ストレートを投げてくると一発狙いではってました。手応えがあったので、打った瞬間入ると思いましたよ」といえば、佐藤投手は「思い切って内角に投げられので、悔いはありません」。
内角を軸に展開した漢(おとこ)と漢の勝負です。
しかしあの内角ストレートは高くなかったし、そんなに悪い球にも思えなかったのですが……。それをいくら「はっていた」と言っても、あそこまで持って行きますか。あれをスタンドにたたき込める熊代選手の打力、一発にかける迷いのなさに脱帽です。
甲子園は今日から、4強を決める第1ラウンドです。
優勝候補・帝京に頂点を狙う風格が出てきました。甲子園3戦目でエースを初めて先発起用、強打の智弁学園を完封しました。打線も盗塁など相手の隙をつく攻撃がうまい。1回戦の駒大岩見沢戦は4回に5点、2回戦の神村学園戦が3回に6点、そして昨日の智弁学園戦が2回に4点と、相手の戦意を奪うようなビックイニングを、しかも序盤に仕掛ける。この帝京の「ビッグイニング攻撃」をどう防ぐかがカギになるでしょう。
対する佐賀北は今大会が甲子園出場2回目の公立高校ですが、宇治山田商との延長・再試合を制してから、チーム力がグングン増してきました。甲子園で強くなる高校の典型です。リリーフであがるエース久保投手がこれまで再試合を含めて4試合に登板し、19イニングと3分の2を投げて自責点「0」というのも心強い。
好試合が期待できそうです。