昨日の京都外大西対長崎日大戦、私の心に残るシーンがひとつありました。8回裏、長崎日大に逆転タイムリーを打たれて、タイムを取った京都外大西の伝令の選手が、マウンドの本田拓人投手にタオルを渡していたのです。
「あんなん初めてです。自分が汗をかいているのをずっとベンチで見ていてくれたんだなあと嬉しくなりました」
本田投手はご存じの通り、1年生の夏に準優勝投手になりました。その後、本人が「山あり谷ありの3年間」というように、いろいろ悩む時期もあったと聞きます。3年生になってからはキャプテンとして、苦しい胸の内をなかなか簡単にチームメイトに吐くわけにはいかなかったでしょう。
あのタオルは、「逆転打を打たれて、キャプテンの仕事が出来なかった」と、がっくりきていた本田選手の心にさしのべられたのだと思います。こりゃあ、京都外大西ベンチのファインプレーに拍手だ。
今日の第1試合は、私がいまもっとも気になる投手が登場します。文星芸大付・佐藤投手。身長174センチと決して大きくない体格ですが、持ち味は「右打者の内角ストレートを投げること」と本人が語るとおりの、強気のピッチングです。きかん気の強そうなマスクも良い。ピンチの場面でも捕手のサインにニコッと頷いて内角に投げる投球にしびれました。今大会、「もっとも血中アドレナリン濃度が高い投手」といえましょう(笑)
今日の今治西は昨年負けており、佐藤投手がずっとやりたかった相手です。今治西の投打の大黒柱、熊代選手との内角ストレート対決が見物です。