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ここから本文エリア 千葉ニュース 千葉大会、8強かけ5回戦2007年07月25日 千葉大会は25日、5回戦が行われる。16校が3球場で熱戦を繰り広げ、8強が決まる。公立勢が台頭する一方で、強豪と呼ばれるシード校が敗退したり、苦戦したりする場面も見られる今大会。これから、どんなドラマが展開されるのだろうか。 ◇公立校の活躍光る 16強の顔ぶれを見てみると、公立勢は昨年より4校増えて9校。ひときわ目をひくのが、鎌ケ谷や大多喜などノーシードから強豪校を破って勝ち上がってきたチームだ。 鎌ケ谷は4回戦で、優勝候補と目されていたBシードの拓大紅陵と対戦。完投したエース木村泰弘君の、低めに球を集める好投が光った。7回に拓大紅陵の主軸大前勇人君の一打で逆転を許すも、味方打線が奮起。8回の連打で9点をあげ、コールド勝ちした。 チームの平均安打数は12.75。今後も打線の勢いに期待がかかる。 大多喜は、経験豊富なエース渡辺知君と捕手沢慎一郎君のバッテリーを中心に守るチームだ。4回戦で渡辺君は、強打を誇るCシードの東海大望洋相手に完投し、被安打4。チームの合計失策は1で、堅守で今後も勝ち上がりたい。 この2校ばかりではない。安房は、2回戦でBシードの志学館を、3回戦では昨夏8強の横芝敬愛をそれぞれ破った。 注目選手は制球の良いエース加藤寛人君。4回戦の船橋西戦で本塁打を放つなど攻守の要だ。チームは昨秋16強入りしたが、今春は予選敗退。その悔しさをばねに練習に励んできた。安房旋風を巻き起こせるか、期待がかかる。 創部以来初めて16強入りを果たしたのは、千葉南と東金の2チーム。 千葉南は、昨夏経験者が多く残る。4回戦でBシードの千葉明徳と対戦。打線が波に乗り、13安打をたたき出した。制球の良いエース片山卓君は3試合を完投し、被安打は平均4。目標の8強を上回りたい。 東金は堅守のチーム。守りの中心はエースの鈴木大樹君。打たせてとる投球を野手陣がもり立てる。4回戦で県内屈指の左腕平川俊樹君を擁するCシード若松と対戦し、両投手の譲らない接戦の末に1点差を守りきった。 両校とも、力のある選手が入学し、地道に力をつけてきた。 各チームとも柱となる好投手を擁し、攻撃でも逆境をはね返す粘り強さを見せてきた。勢いを増す公立勢の、今後の戦いぶりに注目したい。 ◇シードは波乱含みの展開 シード校は春季県大会の16強。勝ち残っているのは8校で昨年より1校少ない。2年連続準優勝の拓大紅陵が4回戦敗退し、選抜出場校の千葉経大付と成田がいずれもノーシードに追いつめられ、波乱含みの展開が繰り広げられた。 昨夏の覇者で優勝候補の筆頭である千葉経大付は、自慢の強力打線が湿りがち。初戦はコールド勝ちしたものの、安打数は6。3〜4回戦では思わぬ苦戦を強いられた。3回戦、君津商の投手小沢寛明君の外角に逃げる球をとらえられず、7安打に抑えられた。 4回戦では、千葉日大一の投手土橋弘明君の低めの球に苦しめられた。延長10回に逆転サヨナラ勝ちして土壇場で底力を見せつけたものの、薄氷の勝利。松本吉啓監督は「プレッシャーで重苦しい空気があったが終盤は声が出てきた。この試合で変わるきっかけになれば」と期待を込める。 茂原樟陽から辛くも逃げ切って3回戦を突破した成田。エース篠崎哲也君に9回まで無得点に抑えられたが、10回に広田洸樹君のサヨナラ打で勝利した。尾島治信監督は「球を当てにいって、振り切れてない」と打撃不振を指摘する。 もっとも、完投したエース唐川侑己君はこの試合で被安打2と好調。4回戦で登板した川村直矢君も安定した投球で7回と3分の2を被安打1。投手層の厚さが際だっているだけに、今後の打線奮起に期待がかかる。 一方、安定感のある勝ち上がりを見せているのは、銚子商。春季関東大会で富士見(埼玉)に7回コールド負けし、打撃力の向上に努めてきた。2〜3回戦をコールドで勝ち上がり、4回戦の沼南戦では、根本賢一君の本塁打も飛び出して長打が5本。持ち前の堅守に、長打力も備わった。 初めてAシード入りした東総工も順調だ。これまでの3試合では着実に得点を重ね、相手を寄せ付けない試合運びが光る。長打力のある高安祐介君をはじめ、つながりのある打線が持ち味で、エース菅野智也君ら投手陣も豊富だ。 勢いづく公立校を巻き込んで強豪校がどんな試合運びを見せるのか。大混戦も予想される。
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